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変革活動では振り返りで変革のエネルギーを大きくする

こんにちは。企業変革コンサルタントの小野司です。

QC活動、カイゼン活動、働き方改革活動、企業変革活動に取り組む若きリーダーさん、経営者様に、活動のヒントをお届けしています。

QC活動やカイゼン活動等の小集団活動を支援していて感じることは、変わらなくても大丈夫等と思っている人が多いということです。そのため、これを変えるには大きなエネルギーが必要になります。

では、そのエネルギーはどこから得たらいいでしょうか。

結論からいいまして、
PDCA(Plan,Do,Check,Action)サイクルのCheck(具体的には振り返り)で多くのエネルギーをつくり出します。
(途中の考え方は、拙著『ちっちゃな「不」の解消から始めるカイゼン活動』日刊工業新聞社p10以降に譲ります)
https://pub.nikkan.co.jp/books/detail/00003599

つまり、カイゼンリーダーは、振り返りでメンバーにエネルギーを与えます。PDCAサイクルを回すエンジンがCheckにあるイメージです。P→D→C(エネルギー注入)→A、というように、”Check(振り返り)”でサイクルが加速され、あるいは馬力が大きくなるイメージです。

カイゼン活動などでの振り返りのポイントは、以下5つです。
1.原則ポジティブフィードバックで行います。
2.結果よりプロセスを重視します。
 例え上手くいかなかったとしても、そのプロセスで得たものに注目します。
3.活動全体や他メンバーに対する貢献や協力に注目します。
 貢献や協力は、多くの方が関われるからです。
4.個人や組織の成長に注目します。
 他の方や他社等との比較はせず、その個人や組織の過去と比較します。他との比較は勇気くじきにつながるので行いません。
5.メンバー相互に"強み"を見つけ合います。
 強みを見つけてもらうということは、他者に尊重してもらっていると感じられます。一人ひとりの自己肯定感が高まります。

このような進め方が上手くいくと、振り返りは、ダメ出しをされる場、リーダーからハッパをかけられる場から、エネルギーを得られる場に変わります。

メンバーは振り返りでエネルギーを得られるようになれは、振り返りのミーティングに前向きに参加するようになってゆきます。そして、多くの気づきを得られ、創造的にものごとを考え始めるようになります。

みなさまの参考になりましたら、ありがたく思います。

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