資産の増加を語る時は、負債との両建てか否かに注意が必要

家計で考えてみましょう。資産が増えるのは、どういう場合でしょう?「給料をもらって倹約して貯めた」「持っている株が値上がりした」「借金をして株を買った」の3つの合計ですね。「日本国が海外に持っている資産」も同じ事です。

では、日本国が海外に持っている資産が増えたのは、どうしてでしょう?

輸出などで海外から金を稼いだ分:過去5年間の経常収支黒字は約55兆円

日本が持っている外貨資産がドル高や海外株高で高くなった分:記事によれば150兆円

海外から借金をして海外に投資をした分:借金の増加は280兆円

海外資産が500兆円から1000兆円に倍増した理由、わかりましたね(笑)。

P.S.

家計と異なるのは、借金したくなくても外国人が日本株等を買うと勝手に金が入ってくる事です。その分は、何かの海外資産購入で海外に出ていかないといけません。外国人が日本株を買うためにドルを売ったとします。そのドルを買うのは誰ですか?米国国債を購入する日本人投資家ですね。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22553980R21C17A0EA3000/

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