「再値上げ」「賃上げと省力化投資」「過剰サービス抑制」が必要

(1)「値上げをしても思ったほど客が減らず、現場が多忙を極めている」ということは、再度値上げをしても客はそれほど減らない、という事を強く示唆しています。それなら、再度値上げをしましょう。「再度値上げをしても、ライバルに客を奪われない。なぜなら、ライバルも労働力不足だから客を奪う余力がない。だからライバルも追随値上げをするだろう」なんて、企業にとって最高の状況ではありませんか!

一つのアイデアとして、12月は特別割増運賃を採用する、という事が考えられます。そうすれば、12月の荷物の一部が11月と1月に移るので、全体の個数が仮に減らなくても「ピーク崩し」ができますから。

(2)増えた利益で省力化投資をしましょう。それから、従業員の賃上げをしましょう。従業員の賃金を上げれば、他業態からの人材引き抜きも出来るでしょう。それによって、従業員の所得と休憩時間を増やしてあげましょう。

(3)過剰サービス競争をやめましょう。「配達は3日に1回」で十分です。時間指定や至急便は上乗せ料金を課せば良いのです。値上げと同じで、それによってライバルに客を奪われる心配は大きくないはずです。とりあえず、ヤマト運輸さんあたりがトライしてみませんかね。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24737930W7A211C1EA1000/

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