年金受取開始時期は、「原則65歳」を「自由選択」に変更すべき

公的年金は、原則65歳から受取開始です。60歳と70歳の間で受取開始時期を選ぶ事が出来ますが、65歳から受け取る人が圧倒的多数です。

昨年ノーベル経済学賞を受賞した「行動経済学」によれば、人間は合理的に行動するわけではなく、「原則は65歳だが変えても良い」と言われると、変えた方が良い人でも変えない人が多いのだそうです。

人生100年時代、皆が70歳まで働けば良いので、年金の受け取り開始時期を原則70歳に変更すべきだと私は思いますが、それでは「国民生活圧迫内閣だ」といった批判が高まるでしょう。

それならば、年金の受取開始年齢の原則を廃止して、「60歳から80歳までの間で自由に選べます」とすれば良いでしょう。

そうすれば、70歳まで働く人は自然に70歳から受け取るようになるはずです。もちろん、その方が毎月の受取額は多くなるので、老後の生活が安定するでしょうから、「70歳まで働いた方が得だ」と人々が思うようになり、多くの人が70歳まで働くようになるでしょう。

http://diamond.jp/articles/-/156390

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