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whyは、他人向けには2割に抑えて、自分で考えるほうに8割向けよう

今年も息切れするまでは、読書をして記録していこうと思います。ただ、毎日1冊はさすがに大変なのと、ちょっと頭に残らないので、ひとまずは2日に1冊のペースで。1冊について2日かけて書こうと思います。目標は2021年100冊です。人間、さぼるもんだから、バッファも含んでね。

ということで、記念すべき2021年1冊目(1/100)はこちら。

選んだ深い理由は特になくて、昔kindleで買ってたんですが途中で読むのやめてたので。ちゃんと読んだらいい本でした。なお、この著者さん、同じ領域のことで趣向を変えてたくさん本を書いてるようなので、こういうやり方もあるんだな、と別の興味も持ち始めています。

中身の話。メタ思考というのは、この本ではざっくりいうと「whyを考えよう」「アナロジーを使おう」ということです。これらに取り組むことで視点が飛躍的に広がる。大事な考え方ですが、仕事や環境に慣れちゃうと忘れちゃうので、こういう書籍で思い出すことは、いい仕事をする上でとっても有効だと思います。さらっと読めるし挿絵がわかりやすいので、おススメ新書です。

プロコーチとしては、「whyを考えよう」の部分のほうが気になるんですよね。コーチングって、質問が大事って言われてますよね。僕は、質問は大事だけどコーチングのほんの一部でしかないと思ってますが、一般的にはそういうことになってます。(だからコーチングは面白い。)

だから、コーチングを学んだ最初のうちは、「why」をたくさん聞いちゃうんですけど、聞かれるほうはこれがつらいんですよね。詰問になっちゃう。このことは書籍でもちゃんと「あんまりwhy why聞くんじゃないぞ、嫌われるから(意訳)」と触れられています。

良い人間関係、いいコミュニケーションを作るには、この塩梅が、めっちゃ難しいよな、と。仕事だと特にそう。「なんでそうしたの?」「なんでやってないの?」「なんでできなかったの?」「なんで聞かなかったの?」などなど。コーチング的なかかわりをちょっとかじった人がやりがち。でも、仕事を進める上では気になるし、問題解決には大事なんですよね。だから塩梅が難しい。

結局は、コミュニケーションの問題をあまり生じさせないように、whyは他人向けには2割くらいにして、自分で考えるほうに8割向けるのがいい塩梅かな、と思っています。

「なんでも聞くな、自分で考えろ」って、若者がよく言われるじゃないですか。あれ、自分で考えるのはもちろん大事で、すぐに人から答えを教えてもらったことは忘れちゃうから、まずは自分で考えてみることは大事なんです。でもそれだけじゃなくて、「聞かれるとイラつく」ってのもあると思うんですよね。だから、whyは自分で考えるほうに8割向けて、よく考えてから、他人にwhyを向けるのがおススメです。

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