進化_1

進化の途中にある「ムーンウォーク」

(約 1,400文字の記事です。)

*ムーンウォークの時期

前に進んでいると、あるとき、前進していない感覚に襲われる。
まるでムーンウォーク。歩んでいるように見えて、実は後退しているのではないか。そんな時期がある。

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こういう表現をできていたのに、


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どうしてこうなった(笑)

*素の表現はどっちだ?

1枚目は、Twinmotionのたくさんの支援の結果の賜物だ。もちろんゼロから作ったわけだが、表現力はTwinmotionの持つ力を借りている。

一方で、2枚目は、シンプルだが、全て自分で制御している状態のBlenderのCyclesレンダリングだ。どっちもメッシュは自力で作っているが、それ以外は各ソフトの影響力が大きい。

で、もっとも自分が表現したかった物はどっちかっていうと、実は2枚目の方である。シンプルだ。キノコ(ナメコ)と草。それだけ。リアリティも何もない。シンプルだ。だが、シンプルな表現をしたかったのだ。

対してTwinmotionの1枚目は、リアルだ。背景の樹木も、陰影も、CLIP STUDIO PAINTで加筆したエフェクトも。でも、光の強さ、影の出来具合、角度、表現の全てがきちんと意図した通りになっているか?と問われればNoなのだ。一見リアルだが、リアルに仕上がっているだけに過ぎない。


リアルに仕上げたとの違い。これは大きい。ソフトの表現力が表現者の意図を超えている。一見すると好ましい。だが、それはソフトの力を借りて、威を借りている状態だ。実力ではない。ちょっと何かが変わると一気に表現できなくなるリスクがある。要するに制御できていない状態だ。

*階段は一段飛ばしにできない

進歩とは、一歩ずつしかない。一段飛ばしとか、まとめて二歩とか、できない。地味だ。そして地道だ。実は本質に向き合おうとすると、やるべき事はかなり地味だったりする。一見すると人から評価されない。それが必要なのだ。見た目の派手さ、人に感動を与えるためのステップまでには、そういう地味なステップがたくさんある。

*経験は消えてなくならない

ドライアイスじゃないんだ、消えてなくなりはしない。あのとき、もがき苦しんで手に入れた経験と知識は、必ず役に立つ。腹の底にきちんと溜まっている。血肉になっている。それが今表現できないからって、焦る必要はない。必ず役に立つ。それこそが自分自身に染みついているからだ。今がたまたまそのときではないだけだ。タイミングというものがある。あとは神様にお任せしよう。

*足跡を残すことを意識しよう

とはいえ、人はよく忘れる。あの頃の経験も、今は忘れている可能性もある。だから、いつでも自分の足跡をたどれるような仕組みを作っておくことが大切だ。日記でも、ブログでも、何でもいい。それを後から振り返れるようにしておけば、それでいい。

あの頃の自分は何をしようとしていたのか、それを知れれば、それでいい。あとは何とかなる。それができないと、不安になる。何にもやってきていないんじゃないか、無駄なんじゃないかってね。そんなことない。きちんと血肉になって今に繋がっている。

目標を達成したとき、あの頃の自分を笑い飛ばせるようになればそれでいい。Before & Afterで笑い飛ばしてやろうぜ。

そのときを楽しみにしながら今は前に進むことにします。



今回の創作活動は約30分(累積 約1,192時間)
(365回目のnote更新)

読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊