覚悟の磨き方〜狂犬ツアーin長門湯本
この度、木下斉さんが主催している狂犬ツアーに初めて参加してきました。今回の場所は長門湯本温泉です。実は、長門湯本温泉とあわら温泉は昨年から特別な繋がりを持っているのです。昨年策定した「あわら市観光まちづくりビジョン」には、外部の専門家として、長門湯本温泉まち株式会社の木村さんと、有限会社ハートビートプランの有賀さんにも参加していただいています。お二人は昨年から何度かあわら温泉に足を運び、あわらの未来に向けたまちづくりの計画を一緒に練り上げてきたという背景があります。
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そんな関係もあり、長門湯本温泉にはいつか行ってみたいと考えていましたが、絶好のタイミングで「狂犬ツアー」が開催されるということで、LDLパートナーの土田佳司さんからお誘いいただきました。スケジュール的に、1泊2日しか参加できないので、参加を躊躇しましたが、思い切って行動してみようと思い申込をしたのです。
土田さんのnoteも是非チェックしてみて下さい。
さて、長門湯本温泉へのアクセスを調べてみると、あわら市からなんと6時間かかるということがわかりました。途中、3回の乗り換えも必要です。敦賀、新大阪、そして新山口。なかなかの旅程ですが、何事も経験です。
ここはポジティブに捉えていきましょう。笑
今はJRの予約もオンラインで簡単にできるので、土田さんとのやり取りもスムーズに進み、指定席も問題なく予約完了。
なんだかんだで、あっというまに当日を迎えます。芦原温泉駅発6時27分の北陸新幹線に乗車し、敦賀でサンダーバードに乗換。サンダーバードで新大阪からさらに山陽新幹線へ乗換して、新山口に10時33分に到着。その後は、乗り合いタクシーで1時間移動し、長門湯本温泉には12時10分に到着しました。
敦賀と新大阪での乗り換えは、時間がギリギリで、トイレや飲み物を買う時間もありませんでした。このスケジュールは、足の悪い方や高齢者、小さい子ども連れには少々厳しいかもしれないと感じました。
新山口駅からの乗合タクシーは地方の運転手のリアルを体験しましたね。
なんかドリフのコントを見せられているような突っ込みどころ満載で、なぜか態度が偉そう。多くの地方にいそうな運転手の典型でしたね。
長門湯本温泉に到着後は、景観整備で整えられた竹林のアプローチの階段を降りていきます。降りて行く際、高揚感が湧き上がってきて、非常に上手く作られているなと思いました。
木村さん自らが温泉街を案内してくださり、コンパクトでちょうど良いサイズ感の町を約30分ほどで一通り歩いて回ることができました。界長門では「あけぼのカフェ」というテイクアウトのお店でどら焼きを購入し、町歩きを楽しみました。星野リゾートがこうした取り組みを率先して進めていることは、エリアにとって非常に良い事例だと思いました。
散策後に、有賀さん夫妻がやっている365+1(サンロクロク)ビールでクラフトビールを楽しんでいたところ、偶然、大谷山荘の大谷さんとお会いし、スイス人とアメリカ人の2名と一緒に、地元の焼き鳥屋へ行くことになりました。
ちなみに、大谷さんは、今年の6月にあわら市観光まちづくりフォーラムでご一緒させて頂いております。
木村さんから、長門市が実は焼き鳥の名所だということを教えて頂きました。なんでも、この地は昔から蒲鉾生産が盛んで、鶏の餌となる魚のアラが豊富に手に入るため、養鶏業が発展したそうです。これも一つのローカルなストーリーですね。
そして、この焼き鳥屋がめちゃくちゃ美味かったんです!
こういった地元民に愛される店に足を運べる機会があるとは、非常に貴重で希少な体験です。 今回は幸運、いや、ご縁というものに感謝します。
ツアー前なのに、ビールを飲みながら焼き鳥を堪能し、ほどよく酔いながらも、ツアー開始前には時間通りに大谷山荘に到着しました。
ほろ酔い気分で臨んだ中、ついに狂犬ツアーのブリーフィングが始まりました。開始直後は前後左右の方と自己紹介を行うのですが、なんと、ここでも素晴らしいご縁がありました。
同じテーブルに着いた林さん、三上さん、のお二人とも同じ福井出身だったたのです。木下さんが、『日本一マニアックな都道府県、福井県』と冗談交じりに評価していましたが、そんな福井県出身者が、狂犬ツアーの場で偶然にも4人一緒に集まったのに、 これまたご縁の力を感じます。旅の中でふと偶発的な面白いことに出会ったこと、それこそが旅の本質的な楽しさではないかと思うのです。
ツアーの最初は木下さんによる解説、続いて木村さんの長門湯本の事例紹介。そして、大谷さんと有賀さんを交えた鼎談形式で、ざっくばらんに話が繰り広げられていきます。1時間半があっという間に過ぎ、19時からの懇親会まで一旦解散。
懇親会前に温泉とサウナで汗を流し、リフレッシュ。大谷山荘の広々とした大浴場で、快適なひとときを過ごしました。
懇親会ではLDLメンバーの土田さん、内藤さん、末吉さんとともに、宿運営について熱い議論を交わし、時間が過ぎるのも忘れるほどの盛り上がり。
興奮冷めやらぬ状態で、2次会会場まで夜のそぞろ歩き。秋の夜風がとても心地よい季節でした。会場は空き家をリノベーションされた「THE Bar NAGATO」。素敵な空間でしたが、狂犬ツアーの参加人数が多くて入れない人も続出するほどの賑わいでした。
ここでも本当にたくさんの方と話をさせていただいたのですが、さすがに朝が早かったせいか疲れがたまっており、22時30分には切り上げました。
ちなみに、酔いも回ってか、BARの写真は撮り忘れています。笑
大谷山荘までの帰りは、木下さん、土田さん、内藤さんの4人で「きのさんぽ」をしながら長門湯本の夜景を堪能しましたのです。
2日目へ続く。
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