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#012 なんのために頑張るのかな?

GW中に、長男と話し合ったことを今日のテーマに。

現在、小6で、中学受験の準備中である長男は、GWの特別講習は受けずに、おうちで復習をしこしこやっております。緊急事態宣言発令中であることもあり、クラブ活動が休止となり、時間はたっぷりあるので、しっかりと復習に勤しんでいるのですが、そうなると、受験生のサガか、自然の流れで、なぜ、俺はこんなにも勉強をやっているのだろう?と思うそうです。なぜ、こんなにもやるのでしょうかね?言うほど、やってないと思いますけど。

お父さんの意見が聞きたいということだったので、彼も含めて、家族で話をすることにしました。お父さん(私)のご意見は、知識を詰め込んだところで、将来、あんまり役に立たないと思うよ、実際、仕事で必要なスキルの中で、教科の知識に関すること、ってごく僅かだから。だから、お父さんは、いつも、偏差値がいくらだとか、難関のどこどこに入ったとか、しょうもない、って言うよね。それとは別の道にすすもうと、君はしているのだけれど、不思議なことに道を外れるために入ろうとしている学校の席数は決まっていて、その椅子に座るためには、椅子取りゲームに参加して、椅子に座る必要があるよね。その椅子取りゲームのルールは、4教科の勉強で得点の高い人から順に座ることができます、ということだから、あと300日弱は、本望ではないかもしれないが、勉強を頑張り続けることが必要なのだよ、と伝えました。

そして、忘れてはいけないのは、人は、そんなには頑張り続けられない、ということだよ。頑張り続けると、いつか、疲れちゃって、もういいやってなるものだから。今、君(長男)は、ずっと頑張っているよ、でも、その頑張りを続けていたら、2月には疲れちゃってるかもよ。勉強もゲームと同じなのよ。勝つために作戦立てて、楽しくやらなきゃ。そうやって、今もレベルを上げたり、ステージを攻略したりしてるでしょ?頑張らなくてもよい仕組みづくりが今の君には大切でないかな。

頑張らなくても良い仕組みづくり=歯を磨くことを毎日頑張らないように、自然と欲求のままに毎日眠るように、習慣にすることであり、欲求をおこすことである。ということで、GW中は、頑張らなくても勉強できる仕組みづくりを彼なりに模索しはじめました。勉強はクリエイティブなものではなく、作業的なものだとするなら、効率的に作業できるルーティンを作ろう、自分がどのように考え、どのように対処すべきか意見する必要があるものならば、プレゼンをする準備としてワクワクしながら、自分の意見をまとめるプロセスを作ろう、そう話をすると、少し気分が晴れたようです。

そして、最後に。自分にご褒美をあげよう、という話をしました。禁欲的に、頑張り続けても、人はどこかで息切れをする、それは受験前かもしれないし、もしかしたら、受験後かもしれない。もし中学入学後だったとしたら、なんのための受験であったのか、と疑問に思っちゃうよね。だから、頑張った自分には、定期的にご褒美をあげよう、それはテストの点などの結果ではなく、やると決めたことを順調にコツコツとやった自分へのご褒美だよ、と。この1週間くらい、晴れない顔をしてましたが、今日は少しすがすがしさを感じました。

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