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政治講座ⅴ842「中国共産党の生体臓器移植ビジネスの報道と人肉食」

『偵察気球』を『気象観測気球』と嘘をつき、『生体臓器移植』でも嘘をつき、文化大革命の最中でも『人肉食』の非道を行っていた。中国共産党はごろつき集団に他ならないことが当初の発足歴史から現在まで脈々と継承されている事実がある。今回も報道記事から紹介する。

         皇紀2683年2月12日
         さいたま市桜区
         政治研究者 田村 司

背後に中国の得体の知れない深い闇「臓器摘出犯罪」か、全国が注視、当局は火消しに躍起「江西省高校生自殺事件」

石 平 - 9 時間前

異例、中央電視台中継の地方記者会見

今月2日、中国江西省公安庁(日本でいう警察本部)は、江西省鉛山県で県内の高校生である胡鑫宇君が「失踪・自殺」とされる「胡鑫宇事件」に関する記者会見を行った。公安庁副庁長(副本部長)らは出席、事件の詳細について詳しく説明した後、記者からの質問にも答えた。


江西省公安局の記者会見  by radio free asia© 現代ビジネス

新華社通信は前日の2月1日に記者会見の開催を予告し、当日には中央電視台(CCTV)は何と、記者会見の全過程を全国に向けて生中継した。

全国では年間約10万人の青少年が自殺している中で、1人の高校生の「自殺」について、省公安首脳が記者会見を行うのはまず異例なこと、そしてそれを、天下の中央テレビが生中継するのはまた異例中の異例であってまさに前代未聞。

政権によるこのような極めて異例な対応ぶりの背後には、事件が大きな疑念を呼び起こして、国民の一大関心事となっている事情がある。

同じ学校で、すでに4件の失踪事件が

胡鑫宇君は昨年10月まで、江西省鉛山県内の寄宿学校に在学の高校1年生であった。昨年10月14日夕暮れ時、学校内の寮から出た彼の姿が校内の監視カメラに捉えられて以降、胡君は姿を完全に消し、失踪した。

学校の玄関口で設置された監視カメラからは彼が玄関から出た痕跡はない。しかも、現金やスマートウォッチを寮に残したままの失踪であるから、彼は果たして自分の意思で「失踪」したかどうかが、当初から疑問視されていた。

親族は警察に届けたのと同時に、この奇妙な「失踪事件」に対する疑念をネットなどを通して社会に訴えた。同じ寄宿学校では以前から4件の「生徒失踪事件」が発生して未解決のままとなっているため、多くのネット民は「闇の臓器摘出」との関連性において失踪事件を取り上げ始めた。これで事件は徐々に人々の関心を集め、全国的に注目される「一大事件」へと発展した。

こうした中で、失踪した胡君の行方に対する徹底捜査を求める声が全国から上がり、人民日報までが「1日早く胡君を見つけて世論の関心に応えよう」と捜査を促す論評をSNSで掲載した。これを受けて地元警察は数千人動員で学校の周辺に対する「絨毯式捜査(虱潰し捜査)」を行なったが、胡君の「発見」にはならなかった。

そして1月29日、地元警察は胡君の遺体は学校すぐ近くの食糧倉庫の敷地内の樹林で首吊りしたままの状態で発見されたと発表。倉庫管理員が1月27にそれを発見したという。遺体の腐敗はかなり進んでいたが、着ている服とDNA検査から、遺体は胡鑫宇君のものであると警察が断定した。それと同時に警察は、胡君の死因は首吊り自殺であると公式に発表した。

疑惑だらけの警察捜査

この警察発表に対してネット上では疑問の声が殺到した。ネット民の呈した疑問点は主に次の3つである。

1) もし胡君は失踪した直後(昨年10月14日)に自殺し、遺体がずっと首吊りの状態であったならば、常駐しているはずの倉庫の複数の管理員たちは一体どうして、今年の1月27日までの3ヵ月間以上、それに気が付かなかったのか。

2) 遺体の腐敗が進み、強烈な異臭を放っていたはずなのに、倉庫管理員全員がそれに気付かなかったのは不自然ではないのか

3) 地元警察は数千人を動員して学校周辺で「虱潰し捜査」を行ったというのに、その時一体どうして、胡君の遺体を見つからなかったのか。

このようにしてネット上で疑念と不審の声が広がる中で、2月1日、新華社通信が前述の記者会見の開催を予告して、翌2日、中央テレビ局による中継の下、記者会見が行われた。そして記者会見における江西省公安庁の正式発表は依然として胡君の死を「首吊り自殺」だと断定し他殺の可能性を完全に否定した。

しかし、当局の発表した「首吊り自殺」には最初から2つの大いなる疑問点がある。

第一に当局の発表では、胡君は自分の靴紐を使って首を吊ったことになっているが、問題は、1本の靴紐が60キロ以上の体重もある胡君の身体を吊ることは果たして可能なのかだ。しかも、遺体は3ヵ月間以上ずっとこの1本の靴紐で吊られる状況であったとされているが、そんなことは現実にありうるのだろうか。

第二に警察の発表では、胡君は高さ4.5メートルの木の枝を使って首吊りしたというが、踏み台に何を使ったかについての発表は一切ない。ならば胡君は一体どうやって、自分自身を高さ4.5メートルの枝に吊り上げることはできたのか。

はからずも闇の存在を露呈した当局の余計な一言

結局のところ、当局は上述のような隙間だらけのいい加減な「説明」を持って胡君の死を「自殺」と片付けてしまう魂胆であるが、それはむしろ、胡君の死の背後に得体の知れない深い闇があることを感じさせた。そしてその闇は、江西省公安庁の公式発表にあった「余計な一言」に見え隠れているのである。

公安局の正式発表はこう言った。「(遺体の)各臓器はそのしかるべき位置にあって1つも欠けていない」と。しかしよく考えみれば、通常の検死報告は「臓器が1つも欠けていない」ことをわざと書く必要は全くないのではないか。

全く不必要な「各臓器完全無欠」をあえて書いて強調して見せたのはやはり、国民の目がすでに事件の背後の闇に向けていることを強く意識した挙動だが、それは逆に、胡君の死を無理矢理に「自殺」へと持っていこうとする当局が一体何かを隠そうとしているかを露呈したのではないか。

中国では昔から、「此地無銀三百両」という故事から来た諺がある。張三という名の村人が銀三百両の大金を手に入れたところ、家の裏の露地にそれを埋めて隠そうとした。そこで張三は、隠しを徹底的にするために何と、埋めた場所に「ここに銀三百両はないよ」との看板を立てた。しかし隣に住む王二という人が看板を見ると当然銀があることを知り、それを掘り出して盗んだ。この王二も張三に負けないくらいの間抜けだから、盗んだ後にはわざと、「隣の王二がそれを盗んでいないよ」との看板を立てたという。

現実にはあり得ない馬鹿げた笑い話だが、「此地無銀三百両」という諺がここから生まれた。「何かを極力隠そうとする行為は逆に、秘密そのものを暴露してしまう」との意味合いでよく使われているのである。

こう考えて見てれば、上述の江西省警察の発表、特にその中の「各臓器は完全無欠」との一言は、まさに張三流の「此地無銀三百両」そのものではないのか。そして、中央テレビ局が異例の措置としてこの嘘っぽい発表を生中継したのも結局、この国の大きな闇を隠すためのプロパガンダではないのだろうか。

当局による「闇隠し」のための恫喝

2021年10月27日、「中国臓器移植大会」が杭州市で開催され、「中国は臓器移植大国から臓器移植強国へと邁進している」と宣言した。そして大会が披露した数字によると、2021年9月現在、全国で臓器移植を受けたい待機者数は10.5万人であるに対し、提供志願者は1.4万人未満であって「需要」には遠く及べない。「供給」が「需要」を大きく下回っている状況であるという。

まさにこのような「需要と供給のアンバランス」がある中で、「闇の臓器摘出犯罪」は横行していることは国民周知の事実である。したがって「胡鑫宇事件」が起きてしまうと、多くの国民はごく自然にその背後にあるかもしれない「臓器摘出」の闇に疑念を向けているのである。

しかしそれに対して当局は、前述の隙間だらけの「自殺」発表を行って火消しに躍起になったのと同時に、事件に対する民間の異議と異論を「デマ」だと断じた上で、「逮捕、処罰」と恫喝した。これは逆に、当局が闇が暴露され流ことを極端に恐れていることの証拠でしかない、当局による「闇隠し」の疑惑はますます深まった。

臓器移植仲介の事業化は「20年前に考案」、逮捕のNPO理事が供述

2023/2/11 18:20

送検のため、警視庁蔵前警察署を出る菊池仁達容疑者=
9日午前、東京都台東区(岩崎叶汰撮影)

NPO法人「難病患者支援の会」(東京)によるベラルーシでの臓器移植の無許可あっせん事件で、臓器移植法違反の疑いで逮捕された理事、菊池仁達容疑者(62)が「20年ほど前、中国で腎臓移植を受けられないかと兄に尋ねられたことをきっかけに、海外移植の仲介を事業化できると考えた」と供述していることが11日、警視庁生活環境課への取材で分かった。

菊池容疑者は患者側に海外移植を勧めた際、渡航先としてベラルーシ、ウズベキスタン、キルギスを挙げたが、ホームページでは中国の移植事情や医療機関も紹介。同法人は平成19年に設立され、百数十人に海外移植を案内したと説明しており、生活環境課は関係先から患者とみられる約150人分の名簿を押収した。

捜査関係者によると、菊池容疑者は20年ほど前、兄から「腎臓移植の希望者がいる。中国で受けられないか」と尋ねられ、上海の病院に問い合わせたところ、約190万円で移植ができると回答されたことがあったと話しているという。

中国で臓器の強制摘出横行、「法輪功」が標的に 調査組織が報告

2019年6月18日 

【6月18日 AFP】中国では、臓器の強制的な摘出が「長年にわたり同国全土で」行われており、その主な犠牲者になってきたのは「恐らく」気功集団「法輪功(Falun Gong)」のメンバーらだとする報告書を、弁護士らから成る調査組織がこのたびまとめた。

 英首都ロンドンに拠点を置く「中国法廷(China Tribunal)」はこの報告書を、19日に概要がインターネット上で公開されるのに先立って報道関係者向けに公表。「臓器の強制摘出は今なお続いている」と結論付けている。

 調査組織は、「中国における政治犯らからの強制的な臓器摘出は、相当の期間にわたって行われ、相当な数の犠牲者を生んだことは、異論もなく、合理的疑いの余地なく確かだ」としている。

 その上で、「法輪功のメンバーらが臓器提供元の一つとなっており、しかも恐らくは主な提供元となっている」という見方を示している。

 さらに、臓器移植までの「待ち時間が極端に短い」ことや移植手術の回数を証拠として挙げ、「十分な数の『適格なドナー』がいるというのは不可能」と指摘している。
 中国当局は、政治犯からの強制的な臓器摘出の事実があるとの批判を繰り返し否定。政府報道官はこの報告書の公開に先立ち、「英国の人々がうわさによって誤解しないことを願う」との声明を出した。(c)AFP

文革50年、語られぬ「人肉宴席」 中国

2016年5月13日 16:09 発信地:武宣/中国 [ 中国・台湾 中国 ]

中国南部・広西チワン族自治区武宣の市街地を歩く女性(2016年5月8日撮影)。(c)AFP/GREG BAKER

文革50年、語られぬ「人肉宴席」 中国

2016年5月13日 

【5月13日 AFP】中国では文化大革命(Cultural Revolution)の狂乱のさなかに恐ろしい「人肉宴席」の犠牲となった人々がいた。しかし、文革開始から50年を迎えた中国共産党は、当時の回想も、文革そのものや残虐行為についての歴史的評価も、包み隠そうと躍起になっている。

 文化大革命は、大躍進政策(Great Leap Forward)で失敗し政敵打倒をもくろむ毛沢東(Mao Zedong)の主導で1966年に始まった。全土で暴力行為や破壊行為が10年続き、党主導の階級闘争は社会的混乱へと変貌していった。まだ10代の紅衛兵(Red Guards)たちは、「反革命的」だとして教師を撲殺家族間で非難の応酬が起き、各地で激しい派閥争いも発生した。

 だが、かつて毛沢東について「70%は正しく、30%は誤り」と評価した中国共産党は、文革の下で起きた出来事や責任の所在をめぐって本格的に議論することを認めてはいない

 文革時代の最も行き過ぎた行為の一つに、中国南部・広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)の武宣(Wuxuan)県で起きた粛清の犠牲者の心臓や肝臓、性器が食べられた事件がある。

 共産党が文革を宣言した1966年5月16日の「五一六通知」から50年が経過した現在、武宣県にはフローズンヨーグルトを売る店が立ち並び、こけむした石灰岩の下を流れる川で男性たちが釣りを楽しんでいる。木々の枝には共産党の人民への貢献をたたえる赤い旗が掲げられている。

 地元住民の中には、飢えではなく政治的憎悪によって武宣県の路上を血に染めた数十件に上る食人行為について、聞いたこともないと話す人もいる。

 80年代初頭に公式調査を行った主要メンバーの一人は、匿名を条件にAFPの取材に応じ、武宣県では少なくとも38人が食人の犠牲になったと明かした。「全ての食人行為は、階級闘争があおられた結果起きたもので、憎悪の表現として行われた。恐ろしく、獣にも劣る殺人だった


参考文献・参考資料

www.msn.com/ja-jp/news/national/背後に中国の得体の知れない深い闇-臓器摘出犯罪-か-全国が注視-当局は火消しに躍起-江西省高校生自殺事件/ar-AA17loFD?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=9dd6b2aa09fc4d25a0190d40a8e14af2

臓器移植仲介の事業化は「20年前に考案」、逮捕のNPO理事が供述 - イザ! (iza.ne.jp)

中国で臓器の強制摘出横行、「法輪功」が標的に 調査組織が報告 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

文革50年、語られぬ「人肉宴席」 中国 写真13枚 国際ニュース:AFPBB News

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