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政治講座ⅴ1592「頑張れ習近平!反腐敗運動」

鄧小平氏の改革開放で黒い猫(腐敗?)も白い猫(清廉?)もネズミを捕る猫(金儲け)は良い猫(共産党の味方)とのスローガンで経済活動に注力してきたが、中国経済は澱んできたのであろう。前回『ロケット燃料に水』は『樽の中のワイン』を例にして犯罪心理を解説した。以前、日本の漫才で『赤信号!皆で渡れば怖くない』という言葉が流行した。
翻って、中国でも『赤信号!皆で渡れば怖くない』的な腐敗が蔓延しているようである。しかし、「漢書」「宋名臣言行録」によれば、「水至って清ければ、則ち魚なし。 人至って察なれば則ち徒なし」となっている。 つまりあまりきれいな水には魚が住めないし、潔白すぎて、他人をとがめだてするような人は、仲間がなくなると述べている。つまり、これにより、中国の経済は破壊されて経済破綻状態にある。習近平氏を恨む人は大勢いるのである。そして、暗殺も危惧される状況のようである。秦の『商 鞅』も厳格な「法」を適用して貴族を容赦なく処罰した。比類なき功績で得意の絶頂であった商鞅だが、強引に変法を断行した事により太子の傅を初めとして商鞅を恨む人間を大量に作っていた。彼らの多くは旧来の貴族であり、変法によって君主の独裁権が確立されると彼らの権限が削られていくので商鞅を恨んでいた。翻って今の中国共産党においても、紅二代(共産党幹部の2世)も容赦なく処罰している。
今回はその報道記事を紹介する。

     皇紀2684年1月13日
     さいたま市桜区
     政治研究者 田村 司

中国の習国家主席、反腐敗運動強化を表明 「状況厳しく複雑」

Reuters によるストーリー • 5 時間

1月8日、中国の習近平国家主席は、汚職との闘いは「圧倒的勝利」を遂げたものの、状況はまだ厳しく複雑だと述べた。サンフランシスコで2023年、代表撮影(2024年 ロイター)© Thomson Reuters

[北京 8日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は8日、汚職との闘いは「圧倒的勝利」を遂げたものの、状況はまだ厳しく複雑だと述べた。中国国営中央テレビ(CCTV)が報じた。

習氏は金融、国有企業、エネルギー、医療、インフラ事業などの分野で反腐敗運動を深化させ、隠れたリスクを一掃すると強調した。

My Opinions.

日本でも、政治献金違反で政治家の逮捕者がでている。我々日本人も、中国共産党の腐敗・汚職を他山の石としなければならない。
世界中から習近平に独裁者との悪評が絶えないが、このような腐敗・汚職にた中国社会経済を正そうとして孤軍奮闘しているともみえるのである。こ
れだけの腐敗・汚職のはびこった中国を正常に戻すのには独裁という強権を使わなければならないのか、と同情を禁じ得ない。
歴史が習近平氏の綱紀粛正を正統評価するときがいつかはくるであろう。
今は、残念ながら西側の世界からは習近平政権を強権・監視社会と悪評が漂っている。今後の中国の将来はどうなるのやら。  どんとはらい!


参考文献・参考資料

中国の習国家主席、反腐敗運動強化を表明 「状況厳しく複雑」 (msn.com)

政治(歴史)講座ⅴ1589「腐敗・汚職の綱紀粛正と人民への監視の徹底する現代の習近平氏は、秦の『商 鞅』と相似」|tsukasa_tamura (note.com)

商鞅 - Wikipedia

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