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政治講座ⅴ1728「「『AUKUS』云々と言う前に自国の傍若無人の覇権行動を改めるべきであろう」

本末転倒!
今日の事態を招いているのは武力侵略をしながらの覇権を露わにして隣国に脅威を与えているからである。自国に根本的な原因があることを棚に上げてよく言うものである。他国に脅威を与える自国が原因であることを猛省すべきであろう。笑止千万!
今回はその報道記事を紹介する。

     皇紀2684年4月12日
     さいたま市桜区
     政治研究者 田村 司

日本のAUKUS参加検討を深刻に懸念 中国外交部

新華社 によるストーリー

日本のAUKUS参加検討を深刻に懸念 中国外交部© 新華社

記者会見に臨む中国外交部の毛寧報道官。(資料写真、北京=新華社配信)

 【新華社北京4月9日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は8日の記者会見で、米英豪3カ国の安全保障枠組み「オーカス(AUKUS)」が日本など新たな国の参加について間もなく検討を開始するとの報道について質問を受け、次のように述べた。

 関連の報道には留意している。米、英、豪が地域諸国と国際社会の核拡散リスクに対する普遍的な懸念を顧みず、いわゆる「三カ国間安全保障パートナーシップ」の参加国拡大のシグナルを絶えず発し、一部の国家を仲間に引き入れ、アジア太平洋地域の軍備競争を激化させ地域の平和と安定を破壊していることを、中国は深刻に懸念している。われわれは関係国が排他的な「小グループ」を作って陣営間の対抗を生み出すことに反対する。日本はとりわけ歴史の教訓を深くくみ取り、軍事・安全保障分野で言行を慎むべきだ。

台湾とAUKUS巡る米高官発言は「危険」、中国が反発

Reuters によるストーリー

中国国務院台湾事務弁公室は10日、米英豪による安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」の潜水艦プロジェクトと台湾を結び付けるキャンベル米国務副長官の発言は危険だと批判した。写真はアーカス会合後に会見する3カ国首脳。2023年3月、米サンディエゴで撮影(2024年 ロイター/Leah Millis)© Thomson Reuters

[北京 10日 ロイター] - 中国国務院台湾事務弁公室は10日、米英豪による安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」の潜水艦プロジェクトと台湾を結び付けるキャンベル米国務副長官の発言は危険だと批判した。

キャンベル氏は3日、同プロジェクトが台湾に対する中国のいかなる動きも抑止するのに役立つ可能性があると示唆した。

台湾事務弁公室の朱鳳蓮報道官は記者会見での質問に「彼の発言は非常に危険だ」と述べ、AUKUSは軍事協力を通じて地域の軍事的対立をあおるものと指摘。

「関連する軍事協力で台湾問題に介入しようとするいかなる試みも中国の内政干渉で、一つの中国の原則に違反し、台湾海峡の平和と安定を脅かす。われわれは断固として反対する」と述べた。

金門島と尖閣諸島 戦力で圧倒する中国が仕掛ける低烈度紛争

牧野 愛博 によるストーリー

金門島と尖閣諸島 戦力で圧倒する中国が仕掛ける低烈度紛争© Forbes JAPAN 提供

中国南部、福建省から沖合に5キロ。まさに「指呼の距離」といえる場所にある、台湾・金門島。国共内戦時代を通じ、一貫して台湾が実効支配を続けている。約14万人の民間人が住む一方、台湾軍約4千人が駐留しているとされる。2月以降、金門島を巡ってきな臭い動きが相次いでいる。

台湾メディアによれば、中国の漁船が2月14日、台湾の巡視艇に衝突して転覆し、船員2人が死亡した。3月14日には台湾が金門島周辺に設定した禁止・制限水域で、台湾側の取り締まりから逃走した中国漁船が沈没した。中国側は2月の事件を受けて、海上パトロールの強化を宣言。3月15日には中国海警局の船舶4隻が、台湾の禁止・制限水域に進入した。中国側が3月18日に救助した金門島の男性遭難者が台湾軍人だったとして、中国が台湾に謝罪を要求する騒ぎも起きた。

中国は今、何を考えているのか。陸上自衛隊中部方面総監を務めた山下裕貴・千葉科学大客員教授は「武力を使わない統一戦術です」と語る。中国海警局の船舶は3月15日、金門島周辺に設定された制限・禁止区域の南側を横断した。「金門島と台湾の間の海域を封鎖し、双方の連絡や物資の往来をいつでも断ち切ることができるとアピールしたかったのでしょう」(山下氏)。

一方、山下氏によれば、金門島は台湾有事の際に極めて守りにくい場所だ。「台湾からの補給兵站線が長いため、有事になれば中国軍によって遮断され、守備部隊は孤立するでしょう。状況によっては、24時間以内に陥落する可能性があります」(同氏)。金門島の市民は、半世紀以上、台湾に属してきたため、共産主義の中国に抵抗感がある一方、中国による経済面などで恩恵を受けた影響で、台湾本島の人々よりは中国に親近感を持つ側面も否定できないという。

それでも、中国は力押しはしない。台湾の新政権の出方によっては、圧力弁として、金門島周辺の制限・禁止水域への進入を続ける。同時に、金門島の人々との経済・文化面の交流を深化させ、台湾との分離を図ることで、徐々に中国の影響力を強めていくつもりだろう。山下氏は「金門島に対して中国が軍事作戦を行うことは、国際社会の大きな反発を招くでしょう」と語る。有事の際、台湾が金門島から対岸の中国・厦門市などを砲撃することもできるが、そんなことをすれば、圧倒的な戦力を持つ中国軍によって、たちまち制圧されることになりかねない。「金門島の人々が身を守るためには、有事にも抵抗せずに、じっとしているしかないのです」(同氏)

山下氏は「中国が台湾を制圧すれば、自動的に金門島や馬祖島なども陥落することになります。中国当局とすれば、無理押しせず、台湾に対する圧力調整弁として使った方が、都合が良いと考えているのでしょう」と指摘する。

同じように中国による「低烈度紛争」にさらされているのが、尖閣諸島だ。中国海警局は元々、1000トンに満たない船舶を尖閣諸島周辺に投入していたが、2019年ごろから5000トン級のヘリコプター搭載船の投入を始めた。船舶の大型化に伴い、中国が尖閣周辺で活動する期間も大幅に伸びた。荒天にも耐えることができるうえ、食料や飲料水の補給問題も解決したからだ。現在も、中国の船舶は尖閣周辺海域で連続110日を超える活動を続けている。元自衛隊幹部は「プレゼンスを示して制海権を握るという軍の動きそのものだ」と指摘する。

尖閣の場合、金門島と異なり、住民がいるわけでもない。山下氏も「尖閣諸島には日本政府が設置した施設もないため、実効支配しているという主張が弱くなりがちです。海上保安庁に負担をかけることになりますが、常に巡視船を配置し、毅然と対応するしか方法がありません」と語る。

5月20日には、頼清徳氏が台湾の新しい総統に就任する。中国も今月、台湾の馬英九前総統を招くなど、台湾の世論分裂を狙った動きを強めている。5月にかけて、金門島周辺が波高くなる事態が起きる可能性もある。

米英豪のAUKUS、技術分野「日本と協力」 日米首脳会談前に表明

朝日新聞社 によるストーリー

米カリフォルニア州サンディエゴで2023年3月13日、「AUKUS(オーカス)」について演説した(左から)アルバニージー豪首相、バイデン米大統領、スナク英首相=ロイター© 朝日新聞社

 10日の日米首脳会談を前に、安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」を構成する米英豪の国防相が8日、軍事と密接に関わる先端技術分野で「日本との協力を検討している」とする共同声明を出した。中国に対抗するための軍事的な性格が強いAUKUSと、日本との提携方針が正式に示された

【写真】「統合された日米同盟」求める報告書 元米国務副長官ら知日派が提言

 岸田文雄首相は8日、米ワシントンに着いた。国賓待遇での訪米は2015年の安倍晋三元首相以来9年ぶり。米議会上下両院の合同会議でも演説する。山田重夫駐米大使は8日の講演で、日本が敵基地攻撃能力の保有や防衛費増額に踏み出したことを念頭に「(岸田氏が米議会で)日本で起きている変革について話すだろう」と述べた。

米英豪の安全保障「AUKUS」 先端技術分野で日本との協力を検討

2024年4月9日 19時29分 安全保障

アメリカのオースティン国防長官は8日、イギリス、オーストラリアの国防相とともに共同声明を発表し、3か国でつくる安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」の柱の1つである先端技術の分野で、日本との協力を検討していると明らかにしました。

アメリカのオースティン国防長官は8日、イギリスのシャップス国防相、オーストラリアのマールズ国防相とともに、3か国でつくる安全保障の枠組み「AUKUS」をめぐって共同声明を発表しました。


「AUKUS」は2つの柱で構成され、第1の柱は、オーストラリアへの原子力潜水艦の配備、第2の柱は、AI=人工知能や極超音速ミサイルの共同開発をはじめとする先端技術分野での協力を掲げています。

3か国は共同声明の中で「日本の強みと、3か国それぞれとの緊密な防衛上の協力関係があることを踏まえ、第2の柱において日本との協力を検討している」と明らかにしました。

アメリカのバイデン政権は、第2の柱について、日本を含む同盟国や友好国の参加に前向きな姿勢をとってきました。

AUKUSと日本との技術協力をめぐっては、バイデン政権高官は、今月10日の日米首脳会談でも協議が行われる見通しだと明らかにしています。

豪首相“AUKUS 日本をメンバーに加えることは想定せず”

オーストラリアのアルバニージー首相は、9日朝記者団に対し「日本が協力の候補にあがることは自然なことだ」と話しました。

ただ「AUKUSのメンバーを拡大することではない」と述べ、日本をメンバーに加えることは想定していないという考えを示しました。

中国「日本は小さなグループをつくるやり方捨てるべき」

「AUKUS」が先端技術の分野で、日本との協力を検討していることについて、中国外務省の毛寧報道官は9日の記者会見で「日本の軍事や安全保障の動向は常にアジアの近隣諸国や国際社会の懸念となっている」と述べ、反発しました。

そのうえで、「日本は軍事や安全保障の小さなグループをつくるやり方を捨て、真に平和と発展の道を歩むべきだ」と述べ、日本をけん制しました。

木原防衛相「防衛力強化に資する取り組み 今後も進めていく」

木原防衛大臣は、9日の閣議の後記者団に対し「AUKUSの取り組みが促進され、防衛協力が強化されるのは、インド太平洋地域の平和と安定にとって重要であり、わが国として一貫して支持している。防衛省・自衛隊としては、AUKUSの重要性を認識しつつ、防衛力の強化に資する取り組みを今後も進めていく」と述べました。

林官房長官「AUKUSの重要性認識」

林官房長官は閣議の後の記者会見で「国際秩序の根幹が揺らぎ、地域の安全保障が一層厳しさを増す中、AUKUSの取り組みはインド太平洋の平和と安定に資するもので、日本は一貫して支持している」と述べました。

そのうえで、先端技術分野での協力については「今後AUKUS側で検討されることになる。日本としてはAUKUSの重要性も認識しつつ防衛力の強化に資する取り組みを今後も進めていきたい」と述べました。


参考文献・参考資料

日本のAUKUS参加検討を深刻に懸念 中国外交部 (msn.com)

台湾とAUKUS巡る米高官発言は「危険」、中国が反発 (msn.com)

金門島と尖閣諸島 戦力で圧倒する中国が仕掛ける低烈度紛争 (msn.com)

米英豪のAUKUS、技術分野「日本と協力」 日米首脳会談前に表明 (msn.com)

米英豪の安全保障「AUKUS」 先端技術分野で日本との協力を検討 | NHK | 安全保障

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