ツカノマレーベル
ツカノマレーベル、5年目を迎えました。
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ツカノマレーベル、5年目を迎えました。

ツカノマレーベル

2017年10月1日にスタートしたツカノマレーベルは、本日より5年目に突入しました。

あっという間だったなという思いと、飽きっぽい私がこんなに続けられているんだなという思いが入り混じっています。きっと応援してくれたり楽しみながら協力してくれた、やさしい人たちのおかげだと思います。


相変わらずたくさんの人を集めてわいわいすることが難しい時期が続いています。そんな情勢もあり、4年目は一時に人を集める企画ではなく、映像作品や展示の制作を軸に活動を行いました。



2020.12.5
夏目漱石『一夜』より「 ひとつ、よる。」
https://tsukanomalabel.stores.jp/items/612b8c187acd164171ac256c

福岡市文化・エンターテインメント活動支援金により制作。
夏目漱石という誰もが知っている文豪の、実験的小説作品『一夜』をオマージュし、作品の舞台を現代に置き換え、同室内で語らう3人の男女を緊急事態宣言で在宅を余儀なくされた私たちに変換し、スマホや PC を通して語り合う様子を表現する映像作品。「よる」には、「夜」「寄る」「依る」「拠る」などの様々な意味を込めている。


2021.3.22
太宰治『待つ』より Manami Uetake Photo Exhibition ―Pixeillance―
https://tsukanomalabel.stores.jp/items/612b8d312023973d197a7561

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《展示の様子》

太宰治の短編小説『待つ』を導入とし、アーティスト上竹真菜美によるスナップ作品の世界へと誘う構成となる展示。スナップ作品のタイトル「Pixeillance」は、「Pixel(画素)」に「Surveillance(監視)」を合わせた造語。東京、ソウル、台北、ベルリン、パリ、ロンドンなどの様々な都市でスマートフォンを使って影された同名シリーズは、できる限り被写体から離れ、最大ズームレベルで撮影しているのが特徴。いっぽう、今回題材とする太宰治『待つ』では、待ち望んでいるものが現れたときの「期待」と同時に、現れたときへの「恐怖」という複雑な精神状況が描かれており、待つことの虚しさのなかにあってなお、ただひたすら何かを待って暮らしているのが人間の生活ではないかという、太宰の結論に思いを馳せることができる。本企画では、上竹の「Pixeillance」を中心に据えつつも、太宰の『待つ』を導入とすることで、鑑賞者が作品を通して被写体を「見る者」であり、かつ「見られる者」であることを意識せざるを得ない鑑賞環境となることを目的とする。


2021.5.5
河井酔茗『春の詩集』より「春の詩集」
https://tsukanomalabel.stores.jp/items/612b8e45f604a95eb27bd703

河井酔茗『春の詩集』をテーマにした、詩と音楽とダンスによる短編映像作品。 「あなたの懐中にある小さな詩集を見せてください」という言葉からはじまる映像に、春から一番遠い季節に集まった春の記憶が溶け込んでいく。


[番外]2018.1.31 夢野久作『月蝕』
https://tsukanomalabel.stores.jp/items/612b855d7acd164171ac24f9


夢野久作による短編小説『月蝕』をモチーフにした能と朗読劇の公演。
福岡が生んだ奇才・夢野久作。彼は地域に根ざしたさまざまな活動を行い、数多くの作品を残している。今回は日本伝統芸能のひとつである「能」にも造詣が深く、自らも喜多流謡曲教授であった夢野久作を軸とし、誰もが思わず月を見上げてしまう能の演目『羽衣』を舞囃子で、さらに短編小説『月蝕』を朗読劇で展開していく。会場となる住吉神社能楽殿は福岡市指定有形文化財であり、伝統的な様式と洋風の建築技術を一体にした劇場建築で、全国的にも極めて貴重な建物である。今回『月蝕』という作品を扱うにあたり、約3年ぶりに日本で皆既月食を観測することのできる2018年1月31日での開催とした。

2021年5月26日の皆既月食に合わせ、朗読劇の記録映像に朗読音源を載せたものを限定公開しました。ツカノマレーベルをスタートして一番最初の企画公演です。



さらに4年目は自主企画だけではない活動の場もいただけました。

文化芸術経営に特化したイノベーションファームYHIAISMのファームメンバーとして、私、こまきも参加させていただいています。


また、東京藝術大学在学時にお世話になった憧れの先輩、codeMのMAKIさんよりお声がけいただき、12月公演の旅する音楽の制作協力をさせていただきました。




5年目となる今期も、いろいろな企画を考えています。

4年目にできなかった、ツカノマレーベルの恒例企画「こんな夢を見た。」も、できればひさしぶりに福岡を飛び出して朗読公演を開催したいと思っています。すでに少しずつ動きはじめていて、もう少し世の中が落ち着いたら下見に行くつもりです。

また、直近ではツカノマレーベルとしては初めての、映像作品の公募に挑戦してみようと思っています。今月中に何かしらのかたちで告知できるよう、気合いを入れて進めていきます。

他にも、水面下ではいろいろな楽しい機会をいただいています。何はともあれ、いかにわくわくできるかを考えながら、5年目も粛々と進めていく所存です。

新しいウェブサイトも、そのうちお披露目いたします。


5年目も引き続き、よろしくお願い致します。


ツカノマレーベル こまきめぐみ


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ツカノマレーベル Since 2017 「人の魂を捕ふる力は音が第一、次は言語、次は文、次は色と形なり。」 ―夢野久作、1926年(昭和元)年1月13日の日記より