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父親のシャツを自分用にリメイク!

のんびり更新しているミシンのYouTube動画。
単独ライブが迫っているラバーガール飛永さんにいつもお世話になりっぱなしですので、自分で編集致しました。(ラバーガールさんの単独は毎回めちゃくちゃ面白いので絶対観た方がいいです。カッコいい先輩が身近にいて幸せです。)


今回は、実家に眠っている父親が着なくなった服をもらったので、せっかくなら舞台衣装でも着れるようにリメイクしていきました。

70歳を超えてすっかりおじいちゃんとなった父の私物ですので、ヴィンテージ品といってもいいシャツ達。不思議な素材、柄のシャツとシンプルな謎メーカーのシャツ。痛みや汚れの箇所を除いて、一着入魂の気持ちで作っていきました。


なんとなく「こんな感じの出来上がりになったらいいなぁ」なんてことを妄想しつつ、作業開始。(しっかりミシンされる方ならきっと図面とか寸法とか書くところですが…ズボラかつ独学すぎてよく分かっていないので妄想のみで推し進めて参ります)

「これとこれを合わせて、ここをこうして、こっち側をこれと繋いで…」と、ある程度の段取りを固めたところで、長い間タンスに眠っていたことによる虫食いを発見。

「え…じゃあ無理じゃん」と、頓挫してカメラを止めて大フリーズ。

一筋縄じゃいきませんね。でもせっかくの服なので、できれば納得できる形で作りたい…。

そんなことで、数時間後に再開。
(結局リメイク作業って考えている時間が長い気がします)

合わせるハギレを決めて、順調に進めていくと、あることを思い付きます。

裾の長さが違う箇所を、何か別のハギレで繋ごうと思っていた時に、「これってうまいことやればポケット作れるんじゃない??」なんてひらめきました。

こういう瞬間は心躍ります。付け足すハギレを長めにとっておいて、巻き込むようにロックミシンをかければポケットに早替わりじゃん、やるじゃんいいじゃん!と、興奮気味に実践。

そして見事に成功してポケット完成!

勢いづいてそのまま他の工程も進めていきます。父親のシャツは良くも悪くも古い生地感が魅力的で落ち着いた印象があるので、それを損なわないような生地選びをしていきます。

袖に選んだ黒いカーディガン部分が浮いてしまわないように、シャツ生地とスウェット生地の間くらいのハギレを探し、全体の分量をみつつ合わせていきます。

全体をロックミシンで繋ぎ、さらに家庭用ミシンで全箇所直線縫いで仕上げたら出来上がり!


おぉ、悪くない!


うん、いいじゃん!いいのできたじゃん!


うん、いいよいいよ!

…うん???

…うーん。。


…あ、これ、完全にポケットが浮いてるな……。

ひらめきは時に失敗を連れてきます。これはほんとリメイクあるある。

光の加減で伝わりにくいかもしれませんが、こちら、みればみるほどポケットの生地だけ浮いていて、なんか、テーブルクロスがひっついてるみたいになっています。そりゃそうです。元々はチラリとボーダーが見えるくらいで思っていたとこだもん。それを勢い余ってポケットサイズにしちゃったらこうなるよ。。え、何してんすか??

しばらくジッと目を閉じて、ひらめきに乗じて冷静さを失っていた自分を悔い殴ります。


一旦、ところどころ赤糸を入れてデザインっぽくすることで、ポケットが馴染まないか試してみるも、まあうまくいかず…。

結局、他の箇所に使用していたハギレの残りを使って、ポケットの上から被せるように「追いポケット」を作成。

結果的に、ポケット内部が二つに分かれる仕切り付きポケットが爆誕。それはいよいよ悪くないじゃん、なんて思いつつ、完成!


実家のタンスに眠っていたOVER 70の父から譲り受けたシャツ達が生まれ変わりました。長袖シーズンに入ったら随所で着ていきたいと思います!

制作過程動画はこちらからどうぞ!


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