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接触確認アプリCOCOAが1,000万ダウンロードに到達

電車内濃厚接触には接触確認アプリCOCOAしか思いつかない」のときに公開されていた7月22日時点情報では797万件だった接触確認アプリCOCOAのダウンロード数が、直後の4連休が明けた7月28日には870万件、そして今月最初の報告である8月3日時点では1,099万件に増加していた。残念ながら東京では新規感染者数200人越えが断続し、日によっては400人超という期間だったけど、その間に自衛する人も増えていることはやっぱり希望だと思う。

この間にあったことの一つが「在宅7割」要請だった。

西村康稔経済再生担当相は26日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染者が全国的に増加している現状を踏まえ、各企業が社員のテレワーク率70%を目指すよう近く経済界に要請する考えを明らかにした。飲み会を含め、大人数の会合を控えることも求める。
企業に「在宅7割」要請へ 大人数会合自粛を―政府:時事ドットコム

僕の会社でも「原則リモートワーク、出勤者3割以内」が通達されたのだけど、合わせて「接触確認アプリCOCOAの導入推奨」も通達された。僕は通勤時間帯の電車こそ個人の意思だけでは避けがたい三密で、そこでの濃厚接触確認はCOCOAじゃないかと思っている。会社は止むを得ず社員に通勤を強いることもあるから、せめて社員のCOCOA導入を推進するのはあるべき姿じゃないかと思うし、そうしてくれてるのはありがたい。会社の呼びかけはまさに通勤列車に乗る層に届くのだし、社員の立場では無下にもしがたいから、効果が高そうだ。

もう一つが接触確認アプリCOCOAが感染発見につながったケースの発生。

船橋市によりますと、28日に感染が確認された市内在住の20代の女性は、今月24日から発熱などの症状が続いていたほか、「接触確認アプリ=COCOA」で「今月22日に陽性者と接触」と表示されたことから保健所に相談をして、PCR検査をしたところ感染が確認されたということです。
千葉“宣言解除後”最多49人の感染確認|日テレNEWS24

今後、こうやってCOCOAが濃厚接触を知らせてくれて、早めに感染を知り軽症や無症状のまま押さえ込めるケースが増えるのかなと思う。陽性登録数も7月22日情報時点の38件から107件に増加している。接触確認アプリCOCOAの利用者数が増えればその分、陽性者の中でCOCOAに登録される人の割合も、その人たちとの接触有無が確認できる人の割合も増えていく。やっと人口に対する普及率で9.2%、スマホ人口に対する普及率で13.5%だけど、それでもこうして効果が目に見えるようになってきている。

東京都が飲食店に22時までの短縮営業を要請する(そういえば22時というのは緊急事態宣言解除直後と同じだ)など、上も下も官も民も問わず様々な対策が打たれているけど、濃厚接触確認アプリCOCOAも有効な対策の一つだと思う。そして多くの対策が、その効果のかけ合わせでコロナ禍を収束に向かわせるのだと思う。これ一つでOKみたいな銀の弾丸はないから、できる対策には参加していきたい。そしてこれは「みんな対疫病」の戦いだから、みんなもCOCOAにも参加してもらえるといいな、と思っている。

ようやくという感じではあるけど、利用者が増えてきて、初期に聞かれたような不具合は解消されてきたし、初期に聞かれたような効果への疑問視には実際の事例が上ってきている。もし未導入で、例えば様子見と考えていた方などおいででしたら、再考のよいタイミングだと思うのですがどうでしょうか。

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