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TUNAだけじゃなかった“VUCA”に替わる4文字語

「VUCAやTUNA時代でも成果を生む」といったキャッチを読んで、VUCAに近い言葉としてTUNAというのもあるのかと知りました。ハロー・グッドバイ風に訳せば「きみがVUCAと言えば、僕はTUNAと言う(You Say VUCA, I Say TUNA)」で始まるForbesの記事によれば、オックスフォード大学ではVUCAを、より身近に感じられる4単語の頭文字語(Acronym)としてTUNAと言い換えているようです。

Turbulent-Uncertain-Novel-Ambiguous(TUNA)は、オックスフォード大学の経営幹部教育プログラムが、VUCA―Volatility(揮発性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の代わりに使用するより馴染みのある頭文字語です。しかし、いずれにせよ問題は理解できます。外部環境は急速かつ予測不可能に変化し、リーダーはばかげているように見えます。昨日うまくいったことは、明日はうまくいきません。
You Say VUCA, I Say TUNA: How Oxford Helps Leaders Face The Complex And Uncertain Future

VUCA, BANI, RUPT or TUNA ~ VUCA-WORLD」(タイトルで語りつくされてますが)によれば、VUCA、TUNAには他にBANI、RUPTなどという頭文字後もあるようです。頭文字後を形成する4単語を整理してみると、おおむねVUCAを別の単語で表現したものとみなせそうですが、Non-liniear(非線形)、Rapid(急速な)Turbulent(荒れ狂う)といった語には、VUCAよりもさらに早く指数関数的に物事が進展、増幅していくスピード感を強調しているようにも感じます。

VUCAとその類語、筆者整理

VUCAについては後年に別の人が、RUPTについては提唱者自身が、この現状のVUCA/RUPTに対して、To Be(こうありたいという姿)を示すVUCA/RUPTも提唱しているようです。

ポジティブ側のVUCAとRUPT、筆者整理

こちらを見ていくと、よく言われるように「自分も変わっていく」こと、自分自身が「荒れ狂うように」「確かさに留まらず」「奇抜だと否定せず」「あいまいさを恐れず」にあることが勧められてるようにも感じられます。Be VUCA。Be TUNA。

なんてそれっぽく言ってみるけど、あくまでこんな言葉もあったんだなという小ネタでした。

参考:

余談だけど「VUCAやTUNA時代でも成果を生む」と言えば、やっぱり同じ軍事領域で生まれた「OODAループ」じゃないかなぁ…ということで、愛読書の一つにアフィリエイトリンク張っておきます。いまなら50%還元Kindle本冬のキャンペーンの対象みたい。


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