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耳のためにできること。夏のノイズキャンセリング。


もう6年目になる難聴関連の不調と付き合っていますが、音の方向感と距離感のなさについては「外出時は耳栓代わりのヘッドホン着用」というのが一つの対策。足音や自動車の音が、どこから聞こえてきてもびくっとする挙動不審ではかえって危ないので、もう聞かない方がお互いに安全という判断でした。ただこれまでこちらのヘッドホンを使ってきましたが、端的に言って夏は暑くて蒸れます。

そこで今年は、夏になる前にノイズキャンセルのあるイヤホンを二機種購入して試していたのですが、Amazonプライムデーセールにどちらも乗っていて、片方が40%オフとすごく値引きされていたので、この機会にご紹介。

ターゲットは涼しくてノイズキャンセル

その前に少しだけ、周辺情報を整理。まず今回のゴールは「暑くなく、蒸れなく、夏に付けていられる」「できるだけ物音を遮断できる」ものでした。使用中のヘッドホンag WHP01Kは暑くて夏の使用が辛いので、その代替。

まず蒸れないヘッドホンってないのかなと検索してみると、こちらとかこちらとかこちらとかの記事が出てきました。ざっくり言うと、ヘッドフォンは密閉型かオープン型か、オーバーイヤー(耳を覆う)型かオンイヤー(覆わない)型といった区別があって、オープン型×オンイヤー型の方が蒸れない。でもオープン型、オンイヤー型はそれぞれ、物理的な遮音が弱くなる。

ノイズキャンセリングの考え方は、物理的に遮音(パッシブ)+逆位相の音で打ち消す(アクティブ)なんだとか。agのヘッドホンは密閉型でオーバーイヤーなので、物理的な遮音は強かったわけですね。そして涼しいけど物理的な遮音が弱いオープン型、オンイヤー型では、アクティブノイズキャンセリング(以下ANC)を搭載機種があまり見当たらない。非パッシブ(開放型、オンイヤー)×アクティブ(逆位相音)って遮音性能が出にくそうで、作っても「ノイキャン薄いよ、なにやってんの」と喜ばれないのではメーカーもその気になれないかもしれない。

じゃあイヤホンはというと、こちらも開放型と密閉型があるようです。

  • カナル型:正式には「密閉インナーイヤー型」らしい。イヤーピースを耳の穴=ear canal(カナル)に入れる。

  • インナーイヤー型:別称「開放型」。耳に浅く装着する。

カナル型イヤホンは、突発性難聴を経験して以来「耳穴塞ぎたくない」気持ちで敬遠してきたけど、ここまでの学びをまとめるとカナル型イヤホンでANCのあるものを探すのが、候補が多くてゴールへの近道になりそう。

カナル型イヤホンAnker Soundcore Space A40

そう割り切って検討、購入したのがAnker Soundcore Space A40。カナル型でノイズキャンセルの評価が高く、単体で10時間、ケースとあわせて50時間再生可能。プライムデーのセール対象で、40%割引になっています。

ちょっと面白いなと思ったのは、寝ホンとしても評価されていること。外出時だけでなく、昼寝が欠かせない身には選挙期間や工事期間に備えた寝るとき用耳栓としてのニーズもちょっとありました。寝る前の仕事などが終わった時間だからこそ、AWS Developer Live Showなどの積んどく動画を観たいなと思うこともあります。

ノイズキャンセルが強いイヤホンをいくつか選び出した後、最後にこれに決めた理由が寝ホン利用可能ということでした。ちょっと耳から飛び出ますが、やわらかめの枕であれば問題ないです。ノイズキャンセル性能にも満足してます。

インナーイヤー型イヤホンHUAWEI FreeBuds 5

店頭でノイズキャンセリングイヤホンをあれこれ試していて、もう一つ気になったのがHUAWEI FreeBuds 5。インナーイヤー型なのに、アクティブノイズキャンセリング搭載という、いわゆる変態機種。こちらもプライムデーのセール対象で、27%割引になっています。

Anker Soundcore Space A40と比較して、最後はA40を購入してこちらは見送り。でもカナル型の圧迫感と個人的に覚える抵抗感はやはりあって、1時間もするとちょっと外して耳を開放してやりたくなりました。しばらくそんな時期を過ごしてから、結局こちらも購入。

ノイズキャンセルは弱め。とはいえオンにするとスッと外音が遠くなり、人や車の気配に驚かされたくないと言う僕のニーズには応えるだけの性能はありました。半日、たぶん5〜6時間ぐらいはつけっぱなしにしてたりします。

いまのイヤホン・ヘッドホンの使い分け

新顔2機種を迎えて、いまのイヤホン・ヘッドホンの顔ぶれと使い分けはこんな感じになってます。

  • オンライン会議時:骨伝導ヘッドセットAfterShokz Aeropex(リンク先は後継機)。骨伝導で僕には聞きやすく、耳を塞がずストレスがない。ノイキャンや音漏れの心配が不要な自宅でのメイン。

  • 対面会議・会話時:集音器Victor EH-W10。集音器を通すと音の方向感と距離感が多少わかりやすく、複数人会話時にひどいLiD/APDっぽい聞き取れなさも軽くなります。外出時は以下の耳栓系と二台持ち。

  • 外出時の耳栓(春秋冬):ag WHP01K。外出時に人や車の気配に不審な挙動をせず、気疲れもしないための安心アイテム。外では話も聞き取りづらくなるので、遠目にも耳を塞いでると声をかけられずに済む利点も。

  • 外出時の耳栓(夏):Anker Soundcore Space A40HUAWEI FreeBuds 5。イヤホンなので暑くない。短時間の使用なら遮音性でA40、運動時も外れにくさでA40、長時間使用や常用ならFreeBuds 5と使い分けてます。

こんな感じです。音響マニアでもないのに持ってる・使ってるイヤホン・ヘッドホンが多すぎるけど、全部使いどころが違ってオールインワンなものはないのでしょうがない。そんな中でもプライムデーセールに入ってるA40とFreeBuds 5の強みは、耳との付き合い方がちょっと特殊な僕じゃなくてもニーズがありそうなので、急遽ご紹介でした。

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