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よしなしごと

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日常に思う「由無し事」だったり働き方を考える「善しな仕事」だったり、諸々のよしなしごとを綴ります。 (マガジン「雑記帳」より改題)
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2017年1月の記事一覧

「解釈の余地」と「解釈の陥穽」

先日、4回目の参加になるリアル謎解きゲームで、指示通りに進んだつもりだけどヒントを全部回収できていない状況になりました。二人で来ていたので手分けして「指示の解釈を間違えた」「道中に見落としがあった」の両方の可能性をチェックしましたが、結論は見落としでした。 以前、もう少しシリアスな場面で「別の解釈も」と言われたことがありました。協働しようとしている相手が見落としてるルール(業務規則とか)を指摘した時に、「そうかもしれないけど、これこれに解釈すればこのケースは逃れられるのでは

嘘をつくのもタダじゃない

僕たちはいつ嘘をつくだろう。嘘をつくしかない場面というのもある。もっとカジュアルに「よく思われたい相手」に「悪く思われそう」なときにも嘘でごまかしたくなる。でも嘘をつくというのもタダではない。 嘘は暴かれたら、嘘をついた目的がご破算になる。悪く思われたくない時の嘘は、疑われてもご破算だ。だから「嘘をつくと決めたからには、かなり慎重にやり遂げる必要がある」と言う人もいる。そのためには、ときに本当らしく見せるためのフォローを重ねなければいけなくなる。その労力と費用、そんなコスト

オバマ氏退任スピーチとトランプ氏就任演説

2017年1月20日で米国はオバマ政権からトランプ政権に移行し、ハフィントンポストにオバマ大統領退任スピーチとトランプ大統領就任演説が掲載されました。ちょっと感興を覚えたので記してみますが、居酒屋政談ほどにも真に受けないでもらえればと思います。 オバマスピーチで特に印象に残ったのは、以下の部分でした。 人間は生まれながらにして平等であり、人類の創造主たる神より、侵すことのできない権利を与えられているという強い信念があります。こうした権利の中には、生命、自由、幸福追求という

本屋さんに支援してほしいのは「入手」ではなく「読書」

「街の書店はブック・ブティックでいい」と考えたことがあります。あるツイートがきっかけで同じようなことを考えましたが、私が本屋さんに期待するのは「本の入手」を支援してもらうことではなく「読書習慣」を支援してもらうことのようです。 探している本が書店で見つからない、そのとき...「探している漫画が書店で見つからない。でも重版はかからない。何故?というお話。」というTweetに添えられた漫画を読みました。予約・取寄せが作家の応援につながるという話。売り手の本屋さん側の事情としては