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【実父のコレクション整理記録】フィルムをどうするか

前回の記事に書いていた「HDD内の画像整理(重複削除)」、いったん終わりました。

HDDは2つあって、外付けHDDと、デスクトップに入っていたHDD。
特にデスクトップのほうがちょっとカオスで、何かの理由で複数箇所に同じ画像セットが入っておりました。

重複は主に、姪と甥の写真です。いやこれがほんとうになかなかの重複っぷり。整理しようとしてたのかもしれません。
なので、WinMerge(ファイル・フォルダマージツール)も使って重複フォルダの確認しつつやりました。

最終的に残ったのは 279GB(58,152ファイル)です。
実際にはRAWファイルもあるので、枚数としてはもう少し落とせると思いますが、まあ、けっこうな物量です。

ファイルの重複チェックに、少なくとも50時間ほどはかかっているはずです。
はじめたころ、家人に作業の説明をしてたら「なんでやってるの?」と聞かれ、「楽しいから」と答えたからこそ従事できた作業です。

パリピの父も面白かったのですが、気になっていることはありました。
デジカメ写真は、2000年以降なのです。それまではフィルムカメラをメインで使っていたはず。そしてネガはうなるほどあるはずです。

で、ちょっと実家に顔を出して、「これはカメラ周りだからいったんあとで確認しよう」とまとめておいた山を崩しました。

父の他界直後のこのPCまわりが

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なんとこんなにすっきり!(壁は今後リフォームされていく予定です)

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(実は、寝室の押入れに眠っていた父の衣類を母が出してくれたので、「またあとで考えよう」と今回も判断が先送りされた一部の荷物が押し入れ対比させました。なので、厳密にいうと「片づいたわけ」ではないのですが……)

で、このときに出てきたフィルムがこちら。

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(なお、わたしの中高時代の写真も出てきた。黒歴史の香り)

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さすがに写真&ネガが多すぎるので、母に頼んで宅配便でわたしの家に送ってもらうことにしました。
(実は寝室にある背の高い棚に、まだ別のネガフィルムや写真が山盛り詰まっているのは、今回は見過ごしました)

今回は、この過程で発見されたフィルムスキャナをひとつ先行で持ち帰りました。(フィルムスキャナは2つめもあったのですが、SCSI接続という古いものだったので、処分に回しました)

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家にはネガがあるので、実際にフィルムスキャナを試してみました。

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なんか……黄色い……(それも上下逆だった)

色調補正ができるようなので、試してみたもの。

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うーん、まだ黄色い。
プリントもあったので、そっちをページスキャナ(ScanSnap)でとりこんで、比較してみました。

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ぜんぜん違う。フィルムスキャナでのわたしの色補正技術がヘボいのは論を待ちませんが、もうちょっとなんとかならないものか。テクノロジーで。

とりあえず、スキャナについて調べてみたら、フィルムスキャナ KFS-900 は 10年前のモデルでした。
画素数も解像度も、そりゃまあ、同じメーカーの最新(2017年モデル)のほうがいいに決まってます。

じゃあ新しく買うか、というのもためらわれ、ちと悩んでおります。いったんは、ちょっとレンタルしてもいいかなあと。
Rentio (レンタルサイト)に、2017年モデル、あるんですよね。
あと、EPSONの A4フラットベッドスキャナー GT-X980 もけっこうよさそうな気がします。フォトスキャンの画質にこだわってるっていうし。フィルムホルダーも一緒にレンタルできるぽい。

いやその前に、ネガが古くて黄色くなっているのでは?(2枚めは1993年夏のディズニーランドでした。時代を感じますね。バブル崩壊してるあたりですよ)

調べてみたら、「黄変」という状態がありました。なるほど。やっぱり黄色くなってるんだな。
※記載のあったこの記事でも GT-X980 をおすすめしていました。あのスキャナいいんだな、やっぱり。


まあ、さあ。
送ってもらったフィルムと出力見てから考えるけど、手動でやるには限界もありそうな気がしてるんですよねえ。
ネガのスキャンをしてくれるサービスもいくらかあるので、お金はかかるけど頼んじゃうほうがいいようにも思ってるわけです。

あとは、スキャンしないで処分するという手段もある。
このへんは割り切りと選択ですよね。

なので、いったんGT-X980を1か月くらい(道楽で)レンタルして実際にスキャンしてみてから考えてもいいかなって。

実際には、まだ背の高い棚一つ分の写真があるわけです(今回見ないふりしてきた)。
のんびりやりますよ。

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自分用メモ:Photoshopを使った黄変・退色フィルム補正の実例

吉田正高コレクション整理記録。オタク教授の他界、そしてその親族や知人たちの奮闘記録。