春爛漫の四国を行く。vol.1

話は、2023年の5月。ゴールデンウィークのことである。
毎年この長期休みは、キャンプ道具をバックに詰め込み、自転車で西へ北へと出かけていた。しっかりはしゃげる、一年で有数のチャンスだ。

さて、今年はどんなゴールデンウィークにしようか。
大阪から福岡まで、国道2号線を通って自転車を漕ぐか。
またまた自宅のある東京から、北陸を目指すか。
Googleマップと睨めっこしながら、妄想している時間はかなり贅沢だ。
なかなか行き先は決まらない。

今回は、週の終盤に大阪で用があったので、自転車旅は断念。
そこで、関西から少し足を伸ばし、四国を訪れることとした。
四国は、大学4年生の夏休みに、香川県の高松市と小豆島を訪れて以来、およそ4年ぶり。前回は台風に追われ滞在も1日と駆け足であったため、ゆっくり見てまわりたいとずっと思っていた。
そして、四国といえば、社会人になってからのコロナ禍でどハマりした「水曜どうでしょう」の聖地と言ってもよい場所である。
今回の旅も、行く先々でどうでしょうを否が応にも意識してしまった。

さて、四国行きを決めた私であったが、普通に行くだけではつまらない、どうせ行くなら面白くいきたいと思い、四国から大阪までは「ヒッチハイク」で行くことを決意した。
(ヒッチハイクについての考えは、まとめて別の回で述べていこうと思う。」

新宿バスタから、高知駅行きの夜行バスのチケットを買い、バスに飛び乗る。この瞬間、とてもドキドキする。座席は初めての一番前。身長が高いボクにとってかなりラッキーな巡り合わせであった。隣も乗ってこない。最高だ。ヒッチハイクの出発地点を「桂浜」とし、過去最長乗車時間の12時間に及ぶバスとの戦いに挑んだのである。

思いの外、バスは快適であった。いや、これまでの経験上一番快適な旅だったかもしれない。神席をありがとう。。。
瀬戸大橋を渡り、四国にイン。
高知駅周辺に着くと、二人いた運転手さんの一人がスマホカメラでパシャパシャ周囲の道路を撮影している。あれはなんのために撮っているのだろう。
真っ先にバスから飛び降り、高知駅到着。
駅の目の前には、でっかい龍馬先生がお出迎え。快晴!

坂本龍馬さん。

次回へ続きます。
おやすみなさい。

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