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なぜavexが"coestation"という新規事業を建てるのか

coestaion(コエステーション)とは

身近な人から有名人まで、多種多様な合成音声(人工の声)を生成し、様々なデバイスとつなげることのできるサービス「コエステーション」を提供。
(公式サイトより)

考えられる要因①:デジタル媒体の家庭への浸透とデジタルの進化

テクノロジー系のサービスが急速に拡大してきている昨今。スマートスピーカーやアプリ、ロボット、広告など多くのサービスで”声”が使われてる。
2000年代に入りテレビやラジオがデジタル放送化し、スマートフォンの登場、PCの一般化により、デジタル機器が単に”声”を届けるものから
生活をアシストするものやエンタメ的な側面が強くなった。

考えられる要因②:声で稼げる時代

生まれ持った容姿を武器に稼ぐモデルがいるように、”声”にも新たな価値を見出せるようになった。例でいうとvtuberの登場や、オーディオブックなどといった自分が持つ”声”の質や聞き取りやすさが武器となり、コンテンツに声が命を宿すことができる時代になったのだ。

また、コエステーションはavexが抱えているアーティストやタレントの”声”を商品としたサービスであり、「私の大好きな〇〇の声で〇〇を使いたい」「〇〇の声は聞き取りやすいから良い」といった枠組みを作っただけでなく、個人個人で人口音声を作成することができ、全ての声を人口音声化できることによりユーザーが人口音声を使って新たなサービスを作ることができるという点が魅力なのだ。

「有名人の声で!!」みたいなところは、このサービスを知ってもらうためのプロモーションだと考えられる。

考えられる要因③:CDが売れない時代の打開策

avexだけではないが音楽配信サービスによる音楽のデジタル化により音楽の販売価格が低下した。
この打開策として音楽ではなく”音声”をつくるといった今これからの時代に刺さる新規サービスを作ったのではないだろうか。

感想

私はyoutubeで実況動画を見ることが中学時代からの趣味なのだが、とある人が「ゆっくり」じゃないと実況見られないと言っていたし、
反対にゆっくりが嫌いという人も周りにいた。
”声”の世界にも「不気味の谷現象」のようなものがあるのかもしれない。

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