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衣類へのエンボス加工は映える!基本的なエンボス加工を紹介!

今回はエンボス加工をご紹介していきます!

エンボス加工とは素材そのものに凹凸をつくることで柄や文字を表現する手法のことで、衣類はもちろんトイレットペーパーや手紙にも用いられるので意外に皆様にとって身近な加工なんです。

自社は衣類へのエンボス加工を主にしているので今回は衣類に向けた加工の紹介をしていきます。

まずは一番上の赤色の生地の写真ですが、これが一番メジャーなエンボス加工です。「BSNE」というロゴの型を作り、その型に生地を挟み込んで両熱プレス機で熱を加えます。すると生地が熱で変形・固定され写真のような仕上がりとなります。

上の写真は浮き立たせているエンボス加工ですが、逆もあるんです。
それがこちらの写真 ↓↓

凹

今度は「SHISYUU」というロゴを使用しています。
先ほどとは違い、浮き立たせているのではなく「沈ませている」のがこちらのエンボス加工です。(別名デボス加工)

どちらも同じエンボス加工なのですが、全く雰囲気が違う加工なのが分かると思います。注意したいのは、例え同じ文字でも浮き立たせる方と沈ませる方とでは「型」が違うということです。
これは何故かというと、浮き立たせる方は生地を「挟み込む」のに対して沈ませる方は型を印鑑のように「押す」タイプの加工になるので、柄を反転させた型を使用しなければならないからです。

ではどちらが良いのか?

1つ目は加工に必要な「型」の単価が違うことが左右してくるかもしれません。
浮き立たせるほうは「挟み込む」ので凸凹両方の型を用意しなければならないのですが「沈ませる」方は印鑑のように押すだけなので凸の型のみだけで良いということになります。
単純に2分の1の単価になるわけではありませんが、それでも原価が抑えられるメリットにはなりますので服作りには影響してくる要因になるかもしれません。

2つ目は生地によって見え方が変わるということです。
浮きだたせる方は生地の見た目、雰囲気があまり変わらずに加工されるのですが、沈ませる方は生地によって変色したりすることがあります。↓↓

押し型エンボス4種

エンボス加工はポリエステル推奨となっているので、沈ませる方は特に生地が熱により溶けて変色(光沢がでる)のが特徴です。どのように変色するのかはやってみないと分からない部分もあります。

また、生地の厚みも影響してきます。

夏ものであれば薄い生地が多いと思いますが、沈ませる方は生地が薄いと柄が上手く見えてこない可能性があります。写真はすべて肉厚の生地(フリースやニット系)なのではっきりと見えていますが、ポロシャツのような薄手の生地の場合は浮きだたせるエンボス加工の方が良いです。

上記を踏まえると、どちらが良いかというのが難しいのが分かると思います。

結局、好みである。笑

一番はやはりどちらの見た目が好きかということになります。
当社のホームページには様々な加工の写真を載せていますので
是非そちらを参考にしていただければと思います。

加工のことで気になった方はお気軽にホームページからお問合せいただければと思います。

ではまた-!

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