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十戒〜残り、隣り人を愛すること編〜

隣り人とは、隣に住んでいる人のことではない。
身近にいる人、関わりのある人のことだ。世界中の人のことでもない。
あなたに与えられている関わりのある人のことだ。


⑤あなたの父と母を敬え

権威の尊重の十戒
上の人、下の人、対等な人の地位と名誉を保つこと、そのための義務を果たすことを求め、それらを無視すること、それらに反することを禁じている

父と母だけの話ではない、目上の人だけの話でもない。
すべての人間の地位と名誉を保つことに努めるということだと学ぶ。
その通りだと思った。
それは、絶対服従するということではない。
間違っていることを正すのも名誉を保つということだ。
(正す方法は箴言にあると思う)
その人に与えられている地位と名誉に何らかの意味があると信じて生きたい。

⑥殺してはならない

人格の尊重の十戒
生命を保つための努力を求め、生命を奪うことを禁じている
生命とは通常の命という意味に留まらない。
人の人格のことも含めて言う。
バカということは、文字通りの意味とすると、相手の人格を踏みにじる行為であり、それは殺していることになる。
人格を否定し、それを相手が受け入れた時、相手の人格の一部が死ぬ。
人格が傷つくということは一部が死ぬということだ。

⑦あなたは姦淫してはならない

契約の尊重の十戒
結婚の契約のみでなく、ここではそのほかの神の前で行った契約についても言っている。
(イスラエルの偶像礼拝に対して姦淫という言葉が用いられている)
自分と隣人が契約の中で生きること、そのために努めることを求め、それを害すること、汚すことを禁じている
その誓いの代表として結婚がある。
誘惑に打ち勝つこともまた求められていることである。
「汚れ」とは、契約をないものとして生きること。「聖い」とは契約の中で生きること。同じ行動でも違うものとされる。
神の前で誓った契約の中に生きることは祝福が約束されている。
(誓うな、とある箇所についてはまた話したい。が、旧約には良しとされている誓いがたくさんあると思う)

⑧あなたは盗んではならない

所有の尊重の十戒
自分と隣人の富や生活状態を、合法的に獲得、向上させることに努めることを求め、それを不当に害することを禁じている
所有とは、物が霊的な意味を持つということ。その人の手にある意味がある。
よって神が与えているものとして、他の人の物も大事にする。
それと共に、生活状態に関しても向上に努める必要がある。これは必要以上のものを求めるというよりも、必要が満たされることを求めることだ。
もし必要以上に求めてしまうのであれば、それは傷や恐れから来るものかもしれない。その場合はその傷が癒されることを求めることが生活状態の向上を求めることになるのではないかと思う。

⑨あなたは隣人について、偽証してはならない。

真実の尊重の十戒
神が与える真実を維持するように努めることを求め、真実を曲げること、名誉を損わせることを禁じている
嘘をつかないだけではなく、真実を積極的に求めていくことが必要だ。
ただ、名誉という観点を忘れてはいけない。暴くことは必ずしも正義ではない。焦りは敵である。

⑩あなたは隣人の家をむさぼってはならない

賜物と召命の尊重の十戒
隣人の所有に対する正しい心を持ち、自分の状態(与えられている全て、人生)に満足することを求め、隣人を妬み、自分の状態を不満に思い悲しんだりすることを禁じている。
自分に与えられているものに満足をすること、それはすごく難しい。
それは感謝できるかどうかで見ることができるように思う。
神が自分を愛してくれていることへの信頼であり、頑張って得られるものではない。
それは一つ一つの過去の出来事や今与えられているものを認識し、考えることが必要だ。

罪を引き起こすのは傷だ。
人格につけられた傷だ。
神のかたちにつけられた傷だ。
十戒はそのまま読むとめっちゃ嫌な感じに見える。頑固じじいみたいな。
でも聖書全体を通してみた後、神のイメージに愛が加わった後にみると、そこに愛を感じられる。

この十戒が良くないものになるとき、そこには傷があるのかもしれない。
本当は人を、神を愛したいのに愛せない葛藤がそこにはあるのかもしれない。

周りの人に対しての憎しみ、怒りとして、傷は姿をあらわす。
僕にも傷がある。
人に軽んじられ誤解されることに強い怒りを持つ。
その時、第六戒にも腹が立つ。
このことは苦しい。

その傷が癒されていくことこそ、自由への道、平和への道、希望への道。
だけどそれは折に触れて。
素晴らしい出会いの中で、古い本の中で、新しいサービスの中で、徐々に、徐々に。
まずは愛に触れて。


P.S. まだまだ勉強中です。コメントください!対話しましょう!
その後アップデートしていこうかと。

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