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2023年夏ジャカルタ出張レポート

札幌でちいさな貿易商社を経営している、ケニー(tsujikenzo)です。noteでは、Tweet以上、技術ブログ未満の、アウトプットを行っています。

プログラミングや技術に関することはこちら。
技術ブログ『学習と成長のブログ』

会社や働き方についてなどの音声配信も行っております。
Podcast『北海道から世界の食卓へ』

2023年夏~秋にかけて、通関士資格を取るチャレンジを行っております。しばらくは、学習についてアウトプットが多くなりますのでご了承ください。

今日のテーマは、「2023年夏ジャカルタ出張レポート」です。


はじめに

このレポートは、インドネシアのジャカルタへの出張経験と観察をまとめたものです。期間は2023年8月1日~6日の5泊6日間で、地元の企業や個人との関係を構築・促進することを目的としていました。出張中には、ビジネス戦略やプラクティスだけでなく、文化的な洞察や観察も話し合われました。

「なぜジャカルタへ出張するのか」の詳細はこちらから

Day1

出張の初日には、早朝5時に起きて業務用冷凍庫からサンプルを取り出し、まず羽田空港へ飛び、羽田からジャカルタまでの国際線に乗りました。モバイルバッテリーを忘れるというトラブルがありましたが、7時間のフライト中に4時間も通関士試験の勉強をすることができました。
ジャカルタ到着後、現地パートナーの方にお迎えに来てもらい、市内中心地までドライブ。交通渋滞が有名なジャカルタですが、インフラの整備が追い付いていないとのことでした。まぁ人も車も多いこと。圧倒されました。

市内到着後は、日系スーパーを2件視察しました。まぁなんでもあるなぁという印象です。しかしながら商品によっては韓国産やアメリカ産が並んでおります。価格ではなく、欲しいものがあれば高くても売れるという感じでしょうか。空前の大福ブームだそうです。あと、こっちの人は常になんか食べてます。もぐもぐタイムならぬ、常になんかもぐもぐ食べてます。健康志向ブームも来てるようです。

Jakaichi Mart
パパイヤのお弁当

Jakaichi Mart

Papaya Jakarta

Day2

2日目はロイヤルクラブジャカルタでゴルフをしました。足裏マッサージ(激安)を受けたり、ビールを飲みながらの海外ゴルフは、貴重な経験となりました。クラブハウスで食べたローカルフードがまぁ美味しかったです。

ナシゴレン
滞在中は常にビンタンでした

夜は日本食レストランで、北海道からハンドキャリーした食材をお披露目しました。投資家や現地のビジネスパートナーとの関係構築が進み、今後の共同プロジェクトへの期待感が高まりました。仕事に対する哲学や価値観についての考察も行われ、最後に38ラーメンへ行って一日を締めくくりました。

北海道産ミルク牡蠣の輸出が始まります

Day3

3日目は在ジャカルタ日本大使館を訪れ、現地の事情についての深い議論が交わされました。WTOや日本企業のインドネシア進出について、さまざまな情報が飛び交います(写真撮影NG)。在日インドネシア大使館との連携もできたらと思っております。
その後、ジャカルタの高級ショッピングモールへ訪問し、最上階のレストランでランチをとりました。ジャカルタでNo1だろうと言われているお店で、「なんか見たことあるな」と思ったら、弊社が以前シンガポールに輸出していたお店のインドネシア法人でした。世間は狭いですね。

インドネシア最高峰の日本食レストランの展望

ENMARU INDONESIA

夜は、スナヤンというエリアに今年OPENした鴨料理店へ。日本人オーナーと日本人シェフによるプロデュースで、オペレーションはローカルというSOP(Standard Operating Procedure)=標準作業手順書。この仕組みは、今回の出張でかなり影響を与える要素になりました。なぜなのかの考察はまた別途記事にしたいと思います。

金のしゃもじ

Day4

4日目は山岳コースでのゴルフです。気温が涼しく、80ヤード打ち下ろしなど山岳コースならではのゴルフとなりました。現地にお住いの日本人職人の方(網走にゆかりのある方)と情報交換をし、特にシャリについて意見交換をしました。「北海道ならシジミとかどう?漁師とか紹介しようか?」とも言っていただき、情報の逆輸入でございました。
帰り際にドイツビールの店でランチ。顧客満足度アンケートにGoogleフォームが使われているなど、リテラシーの高さを感じました。

アンケートに答えるとチョコバーがもらえる

夜は、今年OPENするお寿司屋さんの立地を見させていただきました。店をOPENするのに、どんなハードルがあるのか、現地法人や資本関係の話もたくさん聞かせていただき、Purchasing(仕入れ)になにが重要なのかを学びました。「北海道の新鮮な高級食材です!買ってください!」だけでは、乗り越えられない壁があるということですね。非常に貴重なお話でした。

大急ぎで回転準備中

Day5

5日目は工業や不動産について少し学びました。多くの日系企業がインドネシア進出をしており、この国の発展をサポートしているのは事実です。

わたしは、不動産に投資するほど余裕がありませんが、仕事があるところには、人がいるもので、人がいるということは、衣・食・住があるということです。それも、日本のように停滞し、国がシュリンクして「この施設や建物どうするの?」という状態ではなく、人口が増え続けGDPが成長する国のお話です。食はエネルギーだけでなく「安心・安全」という問題を常に抱えています。衣食住の中で、特に食は経済合理性の犠牲になりがちなのです。わたしたちが解決しなければならない課題が見えてきた気がします。

また、インドネシアは成長する国ならではの、ゴミ問題を抱えています。埋立地が拡大していくなかで、埋め立てによる洪水問題も抱えています。なにか1つのことをやると課題が解決するような話ではありませんが、わたしたちは、食でつながる社会を実現しなければならないと感じました。

開発が進む埋め立て地

まとめ

この出張は、地元の企業や個人との関係を深め、インドネシアの地元経済や文化についての洞察を得る貴重な機会となりました。「で、次はいつ来るの?」という多くの仲間からのお声がけに、大変感激しました。
サポート頂いたみなさま、出張に送り出してくれた弊社スタッフのみんな、家族に感謝したいと思います。

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