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展示品ご紹介します!CITE JAPAN2023-第11回化粧品産業技術展-

先日(5月17日~19日)パシフィコ横浜にて開催された、第11回化粧品産業技術展-CITE JAPAN2023-が無事盛況のうちに終わりました!

2年に1回開催される展示会ということで、今回もかなり気合を入れていきました。なにせ前回はコロナ禍の真っ只中・・・集客も伸び悩み、悔しい思いをしたのも事実でした。(しかし関わるメンバーが無事今回の展示会に参加できたというだけでもありがたいことかも知れません。)
前回の振り返りと今回のコンセプトに関してはこちらの記事御覧ください!

というわけで、前回の借りを返す気持ちで本展示会に望みました。
ツジカワブースを訪れていただいた方々、展示に際してご協力いただいた各企業様、関係者の皆様、本当にありがとうございました!!

そして、ご来場が叶わなかった方々にも見ていただけるよう、展示会の模様をお届けいたします!

壁面アイキャッチ

「白って200色あんねん」とは、かの偉人アンミカ様の名言。
今回のツジカワブースの壁紙は奇しくもその言葉をそのまま表現するかのような壁紙となりました。

波打つ壁に並べられた四角いカードたち。
まるでタイルのように見えますが、これらはすべて「白い紙」です。
株式会社竹尾様ご協力のもと、弊社デザイナーが選別した約50種の紙に、ツジカワの腐食版・彫刻版でエンボス加工を施しました。

紙の素材や、エンボスのパターン、照明の位置で、表情を変える様々な「白」をお楽しみいただけます。

エンボスがより引き立つように、壁面の形状や照明にも最後までこだわりました。 その美しさだけではなく、「紙」や「版」の違いがエンボスに与える効果を一目で感じられる 実用も兼ね備えた展示となっています。

紙器パッケージ「巡-MEGURI-」


全面にエンボス加工を施した紙器パッケージ。強弱のある波のような形状を中心に、背景にはシンプルな格子のような筋模様を入れて、彫刻版ならではの多彩な表現を盛り込みました。


彫刻版の形状に合わせ、透明ホロ箔で線状の箔押を行い、ハイライトを入れることで高低差を強調。文字の部分は、真っ白のパッケージを邪魔しない消し銀箔で箔押を行いました。

紙器パッケージ:デボステクスチャ8種

上六印刷株式会社様ご協力のもと、微細なテクスチャーをデボス(型押し)で入れ込みました。
■テクスチャ8 種
「流れ(マジックエンボス) 」「砂紋」「雪の結晶」「木目」
「葉脈」「スズメバチの巣」「石壁」「ワニ革(マジックエンボス)」

左から「流れ」「ワニ革」「石壁」
ワニ革はマジックエンボスで表現しました

紙種・テクスチャによって、見え方が変わります。


コンパクト天板へのホットスタンプ 2 種

壁面のアイキャッチに合わせたデザインで、コンパクト天板
へ箔押。

レーザー彫刻機による超微細パターン


パウダー充填

ツジカワ製の充填用金型を使用したカラフルなパウダーです。
充填作業は弊社のお客様にご協力いただきました。

実際はここまで派手なパウダーは見ませんが・・・
訴求したいのはツジカワの金型で細かい多色充填が可能!という点です。

また、プレスヘッドに複雑な彫刻を施すことで、このようにパウダーにパターンを反映させることもできます。
ここにもツジカワの高い3Dモデリング技術が生かされています。

3Dプリンター製 コンパクトモックアップ

自然風合いのテクスチャをデボス加工した紙器パッケージに合わせ、「石壁」「ワニ革」「雪の化粧」をモチーフにしたコンパクトの天板・パウダーのモックアップを作成。
(コンパクト本体は成形品を流用)

左から 石壁 ワニ革 雪の結晶
3Dプリンターによるパウダーのモックアップ

3DP モックアップ:香水瓶

フルカラープリンターによる高精細な香水瓶のモックアップ
透明な樹脂を使用しているため、実際の化粧品ボトルイメージにより近い、透明感のあるモックアップの作成が可能です。

フェイスマスク抜き用ダイカットロールユニット

フィルム関連、衛生材料関連の抜き加工で使用されるダイカットロールの製造を行っています。
エンボスロールの製作、ユニットの設計・製作も致します。

卓上パッド印刷機「SMART PAD」

ツジカワグループのナビタスマシナリー社の新製品です!

小型設計で卓上使用ができるうえ、コンプレッサ不要の高精度なパッド印刷機。
一般的な家庭用電源(AC-100V)で使用可能なため、小規模な作業場や研究室などでもご利用が可能です。
パッド版はツジカワ製。パッド印刷をしている白い容器は上六印刷株式会社様からご提供いただいたシルクのようになめらかな表面を持つ紙容器「シルキーモウルド」です。


本展示会を振り返って

述べ3日間で約300人の方と名刺交換をいたしました。
ブースにご来場頂いた方はそれ以上かと存じます。

私たちは今回のCITE JAPAN2023を
次の100年をお客様と共に歩んでいくためのきっかけとなる展示会
と位置づけ、数々の新規展示品を製作し、その見せ方など細部に至るまで心を砕きました。
それほど大きなブースではありませんでしたが、来ていただいた方の心に残る展示になっていればこれ以上嬉しいことはありません。

常に変化する社会情勢と連動して化粧品業界も変化を続けています。
私達もその変化に取り残されないだけではなく、
変化の一歩先を見据えた提案ができるように、これからも挑戦を続けていきたいと思います。


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