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【面白い小説って何だろう?】小説について最近考えていること【noteクリエイターフェス参加中】

小説を書くようになって、約10か月が経ちました。

最初はとにかく「書くのが楽しい!」「反応が貰えるのが嬉しい!」「表現を考えるの面白い!」とうきうきした気持ちで書いていたのですが、最近どうも停滞中です。

何と言うか、ただ書くだけではなく、面白い小説が書きたい!と思うようになりました。

今日は最近自分なりに見つけた、面白い小説の条件について書いてみます。

面白い小説に必要なもの

1.文章表現が秀逸

私は割と雑食で何でも読むタイプなのですが、地の文が苦手な本はどうにもページが進みません。表現に「?」な部分があると、内容よりもそっちが気になってしまう…。

逆に、心理描写や情景描写が秀逸な作品は「この表現、抒情的で美しい!すごい!!」とテンションが上がってしまいます。

2.物語の構成力がすごい

私が尊敬する辻村深月さんの作品は、物語の構成が面白過ぎて、何度も何度も読み返したくなる作品ばかりです。

スロウハイツの神様(上) (講談社文庫) | 辻村 深月 |本 | 通販 | Amazon

読者にうっすら分からせるような伏線と、読み進めなければ絶対に気づかないような物語の根底にある謎の種明かしのバランスが絶妙な作品。

それを創り出すためにはやっぱり物語の構成を丁寧に造り上げないといけないんだろうなあ。

3.感情移入できる物語性

どのジャンルの創作物にもいえると思うのですが、感情移入できるものが一番心に残るし、読み終えた後に「面白い」って言えると思います。

いきなりJ-POPの話で恐縮ですが、私は優里さんの「ドライフラワー」を聞くと切なさで胸が締め付けられます。別に失恋したてな訳じゃないのに。

優里 - ドライフラワー / THE FIRST TAKE - YouTube

読書って本を通じて自分自身と対話する面白さがあると思うので、読者の感情を揺さぶるもの・価値観を問い直せるようなものが書けるようになってみたいです。

4.キャラ萌え・・・登場人物が魅力的

私が高校生の頃に狂おしい程好きだった小説、恩田陸さんの「夜のピクニック」

夜のピクニック(新潮文庫) | 恩田 陸 | 日本の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon

主人公 貴子とその異母兄妹である融を中心とした傑作青春小説です。本当に大好きなので全世界の人に読んで欲しい(?)

で、その中に融の友人である戸田 忍くんという男の子が出てくるんですが、彼がもうそれはそれはそれは素敵でカッコよくて魅力的すぎて。

物語の終盤、彼が貴子に冗談めかして伝える言葉がもうそれはそれはかっこよくて悶えるほどときめきすぎて。

物語全体としても本当に大好きなのですが、戸田忍くんの魅力が、私がこの作品をずっと好きでい続ける理由の一つになっていると思います。

そのぐらい、読者にとって気に入ってもらえる登場人物が書きたいなあ。

「面白い」小説、絶対書けるようになりたい


とりあえず、今自分が実感として整理できているのはこの4点。これから更に深堀りして、私も書き手として「面白い!」って思ってもらえる小説を書きたい!!読んで欲しい!!

沢山の人に、読んでもらえるように、なりたーい!

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普段は小説・エッセイなどなど書いています。
良かったら覗いてみてください!!

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