【あなたのお名前は?】自分で自分を名付けてみた【noteクリエイターフェス参加中】
今日のテーマは『名前の由来』!
私にとっての忘れられないエピソードを書いてみたいと思います。
小学生の頃に出た宿題の答え
『お父さん・お母さんに自分の名前の由来を聞いてみましょう。どうしてその名前を付けたのか、理由も一緒に書いてください。』
そんな宿題が課されたのは、小学校3年だったか、4年の頃だったか。
今ではあまり出ないタイプであろうの宿題が、20年前は課されていました。
それではお父さんに聞いてみようと、私はプリントと鉛筆を持っていそいそと父のところへ。
「ねえ、私の名前の由来って何?」
「由来?ああ…最初、男の子の名前しか考えてなかったんだよ」
思わず、え、と顔をあげました。
「神様に『男の子が生まれますように』ってお願いしてたんだ。きっと男の子が生まれてくると思ってた。でも、実際に生まれたのは女の子だったか
ら、慌ててな」
「それで男だったら付けようと思っていた名前の一字と、お母さんの名前を一字もらって、お前の今の名前にしたんだよ」
そんなエピソード、宿題のプリントに書けるわけないじゃん。
そう思った私は、「そっかあ…」とだけつぶやき、当たり障りのない部分(母から一字もらった)を書いて、先生に提出しました。
書いてて思ったんですが、こういう話を明け透けに話す父も本気でどうかなーと思うよ!!
自分で自分を名付けてみよう
そんな地味にショックな名前の由来を聞いてから20年後、自分のペンネームを考える機会に巡り合いました。
苗字は世界で一番尊敬していて好きな作家さんから(勝手ながら)拝借したのですが、困ったのが下の名前。
子どもの名づけに困る親の気持ちを今味わえるとは。
一つ軸にしようと決めたのは、誰でも読める名前にしたい、ということでした。小学生でも読める名前にしたい。
多分、自分の読書体験の根幹が小学生の頃に図書館に入り浸っていた時の楽しさに由来するからだと思います。
そこから自分が生まれ育った地名と、語感の響きから「いち」としました。
ありがたいことに、「いいペンネームですね」と言ってもらえることもあり、自分でもかなり気に入っています。
由来なんて知るか、あたいの名前は最高じゃい
ペンネームも気に入っているのですが、本名の名前も実は気に入っています。
思い出すと、じわりと苦味を感じてしまうのですが、それを差し引いても、自分にとても馴染む、ぴったりの名前。
私はずっと家族との関係に苦しんできたのですが、そういう苦しみや悩みも、小説に生かすことができているように最近感じています。
ま、そんなもん味わなくていいことなんですけどね!!
もし子供が出来たら絶対味わせたくないけどね!!
これからも、自分ではどうしようもできない部分に負けることなく、自身に価値を見出していきたい!!。
あたい(の名前)は最高じゃい!
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普段は小説・エッセイなどなど書いています。
良かったら覗いてみてください!!
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