見出し画像

「プロジェクトを推進できる人材が少ない」という課題とその解法

Hello, 辻原です。
私は普段「00%稼働でクライアントプロジェクトにコミットする」という契約でお仕事させていただいていることが多いのですが、3月は多くのクライアントが期末を迎えるため、ねじ込みと整理のため慌ただしい日が続きます。毎年3月は所定契約時間を大幅に超過しがちで、気がついたら合計170%稼働みたいなことになっていたりするのですが、土日や残業を加味すれば「まあ現実的な生存ラインか」「稼働時間じゃなくて成果だから」と自分に言い聞かせながら今日も頑張って生きています。

現在の働き方もそうですが、私のこれまでのキャリアにおける仕事は基本プロジェクト型で、年間大小合わせて20〜30ほどがアベレージですので、これまで300〜400程のプロジェクトに携わってきたことになります。

私は常々「これからの仕事やキャリアアップにはプロジェクト推進力が重要だよ」と言い続けてきましたが、今回のnoteはそういう話をまとめてみたいと思います。正直な話、専門性の高いスキルよりも高いプロジェクト推進力を身につけた方が人材としては強いことの方が多いです。かといって専門性が不要かというとそうではないので、結論バランスよく身につけましょうねという話にはなりますが、スキルアップや人材育成の一環としてざっくり読んでもらえると嬉しいです。

プロジェクトとは何か?

まずプロジェクトの定義から整えましょう。プロジェクトには必ず目標と締め切りがあります。「いつまでに〜を実行する」というように明確に掲げられるのが一般的です。つまりプロジェクトとは「特定の目標を達成するために計画的に行われる期限をもった一連の活動」であると定義することができるでしょう。

プロジェクトと定常業務の違いは次のように整理することができます。

定常業務が会社の基盤を守るものである一方、プロジェクトは特定の課題に対する取り組みであることがわかります。

定常業務は今後人間の仕事ではない

先程紹介した定常業務とプロジェクトの違いで気づいた方もいると思うのですが、これからの社会において定常業務を行うのは人間ではなくなります。人間に変わってAIやロボットがその役割を担うようになるので、人間の仕事のほとんどはプロジェクト型になっていきます。

今後はルーチン業務の割合が減りプロジェクトの従事する人が増えてくるというのは結構いろんなところで言われているので、下記に参考リンクも貼っておきましょう。

https://diamond.jp/articles/-/304777?page=2 より

プロジェクトを通じて人を育成するということ

このように業務はプロジェクト型になっていくのですが、残念ながら多くの企業では「プロジェクトを通じて人を育てる」ということができおらず、定常業務型の教育・研修システムのままであることが多いのです。

多くの企業の教育や研修システムは「業務に必要な専門知識を身につける」ことを主眼にしたものが多く「どのようにプロジェクト推進のスキルを向上していくのか」は教えられていないことがほとんどです。

弊社のような受託事業の会社であれば年間かなりのプロジェクトをPMとして推進するためスキル向上の機会が多くありますが、事業会社でPMをやれる機会はそこまで多くないのが実情です。また、PMとしてアサインされる人間は固定されがちなため役割としてなかなか回ってこないこともあります。多くの企業で中間管理職やリーダー不足が起こるのはこうした状況が背景にあります。

そのため今後重要なスキルでありながら「教育機会が少ない」「教育の仕組みがない」というのはかなりクリティカルな問題なのです。

よいプロジェクトのための3つのスキル

プロジェクトリーダーやPMという人たちのスキルを分解すると、おおよそ次の3つに分解することができます。

プロジェクトデザインについては高い専門性が必要ですが、ファシリテーションについては汎用スキルなので、まずはここから身につけるといいでしょう。企業においてもこのプロジェクトファシリテーションは教育・研修プログラムに必ず組み込むべきです。

「プロジェクトマネジメントの領域は研修であるよ」という企業も多いですが、これは最近ツールで代替できてきているのでそこまで重要ではなくなりつつあります。今後より重要なのはファシリテーションとプロジェクトデザインです。(※上記3つ全てをプロジェクトマネジメントと定義する場合もあるので、人によるかも)

このあたりはまた詳しくまとめようと思います。

育てるべきは「プロジェクトを改善できる力」

最終的に育成すべきは「プロジェクトを改善できる力」です。

「100のリソースがかかったプロジェクトを、どうすれば80やそれ以下に圧縮することができるか」「100の成果だったものを、どうすれば120かそれ以上にできるか」という観点で改善できることが重要です。プロジェクトの振り返り手法としてはKPTが主流ですが、課題を取り除くだけでなく会社のベネフィットに寄与する改善が必要です。これには熟達と戦略思考が求められるので、プロジェクト推進より高次なスキルといえます。

という感じで3月に揉まれながらざっくり整理してみました。4月になったらより詳しくまとめていきたいと思います。

ではまた…

Thank you! I Love you!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?