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編集担当本・編集の仕事・本のこと

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ぼくが編集担当した本のことを中心に、編集の仕事や本に関わることについて書いた記事まとめました。
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「編集者になろう」と思ったあのころの圧倒的な尊敬を忘れてはいないか。

「編集者になろう」と決めたのは大学2年生の4月でした。松家仁之さんの授業を受けて、編集者に…

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うまい文章じゃなくて、本気の文章を読みたい。【あばれる君の初エッセイ編集後記】

小説や漫画に出てくる魅力を感じてしまうキャラクターっていますよね。挙げればキリなんてない…

自己紹介をします。(2023/12/16更新)

はじめまして、辻敦(つじあつし)と申します。 出版社のポプラ社で一般書(主にエッセイ)の…

2023年の仕事をふりかえる

noteで #今年のふり返り の記事をたくさんの人が書いているのを見て、ぼくも 2023年の仕事のふ…

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本を作って、自分の人生も、読者の人生も良くなっていく。こんな素敵なことってありま…

■「自分がいちばん自分を理解している」それはほんとうか? 「自分がいちばん自分のことを理…

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本の「テーマ」に悩んだ結果、オマエあんま調子のんなよ、と自分で自分を戒めた話

本には「テーマ」があります。 例えばエッセイなら、食、育児、恋愛、闘病記、読書……さまざ…

戦争に慣れてしまわないように。村上春樹さんへの翻訳依頼に込めた編集者の想い

まさか村上春樹さんと仕事ができるなんて……! ポプラ社で一般書の編集をしている辻と申します。 『世界で最後の花』という本の編集を担当しました。 この本は雑誌「ニューヨーカー」の編集者で小説、漫画、児童書分野でも活躍したジェームズ・サーバーが、84年前の第二次世界大戦開戦時に描いたもの。戦争を繰り返す人類への皮肉と、平和への切実な願いが込められた「絵のついた寓話」です。翻訳は村上春樹さん。ぼくが本づくりの中で感じたり考えたりしたことを、この場を借りてお伝えしたいです。 『T

祝!料理レシピ本大賞エッセイ賞受賞!平野レミさん『おいしい子育て』ができるまで

こんにちは。一般書企画編集部の辻です。 編集を担当した平野レミさんの『おいしい子育て』が…

“変わった依頼の仕方”が決め手。

『疲れたあなたをほめる本』重版記念対談! 著者・わかるさん×担当編集・辻 「重版出来」と…

かっこわるい編集後記(平野レミさん『家族の味』)

本づくりの裏側には、いつだってドラマがあります。 でも、かっこいいドラマばかりあるわけで…

企画から編集・営業まで同時に行う「兼務」だからできた企画とは?~益田ミリさん『お…

会社で働かれているみなさん、兼務ってされたことありますか? 社内の複数の部署に所属し、そ…