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日記、ときどき本|0920-0926



0920|文章が入り込んでくる

村上春樹著 『羊をめぐる冒険』を読みはじめる。あーなるほどなるほど。どこかで「小説家になりたいなら村上春樹は読むな」という記事を読んだことがある。それは「村上春樹の文章がスッと入ってきすぎて、自分のどんな文章も春樹っぽくなってしまうし、春樹と比べてクソな文章に感じてしまうから」らしい。まだそこまでとは言わないが、この文章がどんどん自分に入り込んできて、クセになってしまいそうなのはすごくわかる。


0921|アイデアはいい。

アイデアはいい。アイデアは面白いと思う。
でもそのアイデアをきちんと形にしたり、
伝わるように表現するのがちょっとむずい。
そこに差があると思う。
きっと、みんな良いアイデアを持っている。
自分だけのとっておきのアイデア。
少し臆病になったり、
表現する方法を持っていないから、
まだ形になっていないアイデア。
そんなアイデアがあなたにも私にもある。
てことは、やっぱりもちょっと勉強しないといけないな。


0922|身長・体重の部屋

今日は健診があった。仕事終わりに指定された診療所へ向かう。看護師さんのテキパキとした誘導に、スムーズに健診は進む。途中、身長・体重の部屋があった。私がいつも命懸けで臨む部屋だ。
今年は前年サボってたピラティスを頑張ってたから身長が伸びていた。効果が出たかな~。次の部屋までニヤニヤ顔を隠さずに歩く。こんなことで一喜一憂できるおれ、幸せかよ。


0923|海とは未知とか可能性のこと

夜は『老人と海』の読書会。『老人と海』の海とはすなわち“未知”とか“可能性”のことで、肉体は衰えても、いつまでも未知に挑み続ける精神性を描いた作品なのではないか。読書会で、この作品の見方がまた少し変わった。


0924|対面しながらそれぞれのことをすること

家族みんなすぐにリビングで横になり、気づけば全員が寝てしまってた。日の光だけで十分にほの明るい部屋で寝るのは心地よかった。私と妻だけが先に起き、ダイニングテーブルに向かい合って、アイスコーヒーを飲む。私は『羊をめぐる冒険』を読み、妻はパソコンで何やら調べ物をしている。対面しながら、個人個人のことをする。その空気感が好きだった。

0925|運勢は一位だったのに

めざましテレビの占いでは運勢は一位だったのに、今日は散々だった。社用携帯を自宅に忘れて取りに帰る羽目になったし、なんなら勤怠も押し忘れて所長に謝ることになった。担当者会議を行うはずだったケアマネさんは、時間通りに現れず30分遅れで到着。お昼には上司から連絡があって、もう一人気難しい人が担当になることが決まった。自分のせいと自分のせいじゃないせいが色々混ざりあって、脳内でカオス。こういう日はすごく疲れる。しまいには、歯医者を予約していたのをすっかり忘れてしまっていて、歯医者からの電話で気がついた。あんまり予定をすっぽかしたことのない自分だったので、余計に落ち込む。


0926|嫌いではないのよ

疲れた。とにかく疲れた。昨日の延長で疲れていて、脳がオーバーヒートしている感じ。動こう、と思うたびに前頭前野を働かせて随意的に体を動かさねばならず、余計に脳を消耗する。本を開いてみるんだけど、当たり前のように文字が入ってこなかった。だから、本を閉じた。でも、こんなに脳が熱い感じがするのは久しぶり。病院で働いていた時以来。こういう感じ、嫌いではない。続くとしんどいけど、たまにならいい。



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日記本を作製しました。
2023年1月〜6月までの日記です。
日常、本、子育て、仕事、読書会、哲学対話など。いろいろなことを書いています。
noteに載せているのはダイジェスト版で、いつももう少し長めの日記を書いています。

タイトル『効率よりも濃密 日記、ときどき本』
A5/2段組/138頁


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