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日記、ときどき本|0927-1003



0927

夕方、看護師さんからLINEが届く。要件と一緒に「利用者さんがつじりさんのこと、すごく褒めてらっしゃいましたよ~!」うれしい。面と向かって褒められると、しっかりと受け止められないんだけど、こうやってまた聞きする褒めは好き。そして、ついでであっても、それを伝えられる看護師さんもすごいと思う。誰かが誰かを褒める言葉を拾い集めて、元気のない人に伝書鳩のように届けたい。


0928

今際の国のアリス シーズン3の制作が発表されてた。楽しみ。



0929

寝てしまうのがなんだかもったいなくなって、ダラダラとNetflixを見る。呪術廻戦を見たり、ゾン100を見たり。途中、『カメラを止めるな!』が目に入って、もうすぐ配信期限が切れるということで、オチだけ視聴。もっかい見てみると、よく練り込まれ、かつよく撮れたなあと思う。まさにアイデア & 具現化力の勝利。そんなことを思いながらポケモンスリープをオンにして、2時に就寝。


0930

家族3人の休み。午前中はコストコへ買い物へ出かける。朝のうちに行けば空いていて、こうやって生活用品に時間をかけているのは、なんだか「家族」している感じ。


1001

めっちゃ寝た。起きればもう、妻が仕事に向かう直前で、でもこれだけ寝れたことがとても気持ち良かった。今日の息子との2人休みはどうしよう? どうする? 「でんしゃのりたい」。
特に行きたいところもないので、息子の希望に従って地下鉄に乗ってみる。目的もアテもなく、適当な場所で降りる。知らない街だ。知らない街を散歩するのは、私も好き。息子と一緒にぶーらぶらとのんびりただただ歩く。息子は、歩き慣れたところでは抱っこをせがんでくるのだけれど、自分の好奇心が惹かれるところでは、むしろ歩きまわる。最近わかったこと。


1002

夜は読書。『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』を読む。タイトルが長い。
この本には『国とは言語です』というような言葉が出てくる。言語がその国の文化や思考を司っているるという意味だ。人は思考するとき言葉を使わなければならない。しかし、その言葉はその国の文化に規定されているものでもある。だから、日本語で考え続ける以上、日本的な思考からは逃れられない。言語を習得するとは、すなわちその国の思考文化を学ぶことに似ている。そして、文化を身につけていくことは、故郷の国を複数持つことにつながるのだということを本書から学んだ。


1003

『悲しみの秘儀』という本を読む。
この本は悲しみを悲しみとして書いていない。古今東西の詩人、歌人、芸術家などの言葉を引用しながら悲しみの本質を見極めようとする本だ。大切『悲しみ』とは本来、それでもなお〈生きよう〉とする反応でもある。かつては愛しみ、美しみと書いて「かなしみ」と呼ぶ時代もあったそうだ。それくらい『悲しみ』は大切な感情。




★お知らせ

日記本を作製しました。
2023年1月〜6月までの日記です。
日常、本、子育て、仕事、読書会、哲学対話など。いろいろなことを書いています。
noteに載せているのはダイジェスト版で、いつももう少し長めの日記を書いています。

タイトル『効率よりも濃密 日記、ときどき本』
A5/2段組/138頁


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