見出し画像

「仕事が楽しい?それとも生活のため?50代で選んだ現実を考える」




1.やりがいを感じていた仕事の話

これまで私は、
自分の興味や関心のあることを大事にしながら仕事をしてきました。
工場の現場で生産性を上げるための機械の改善や、
製品の品質向上のための新しい加工方法を試してみたり、
現状に満足せずに、
新しい技術や他の分野のアイデアを取り入れて、
会社の利益に貢献したいと考えていたのです。
そして、その成果が評価されることを期待していました。
実際に、生産性向上の成果も出してきましたし、
自分では頑張ってるなぁと思っています。

2.現実って本当に厳しいものですね

ところが、
現実はなかなか厳しいものでした。
私のいる部署の方針と違うという理由で、
上司から

「そういう無駄なことはやめてください」

と言われてしまったのです。
私が熱心に取り組んできたことが評価されないばかりか、
部署への貢献が低いと見なされ、
結果として人事評価が下がってしまいました。

3.家族を守る責任とプレッシャー

現在50代の私、
大学生、浪人生、高校生の3人の子供がいます。
学費や生活費などを考えると、
毎月の給料だけではやりくりが厳しく、
貯金も減っていく一方です。
そんな中、
自分のやりたいことばかりに
こだわって働いていると、
会社での評価が下がり、
給料やボーナスが減る可能性が高まります。
家計を支える立場としては、
それは避けたいところです。

4.ライスワークへの切り替え

「会社の利益に貢献しているのに評価されない」
という現実には正直、
もやもやした気持ちが残ります。
「そんな会社、辞めて転職したほうがいい」
と言われそうですが、
今の年収を下げずに転職するのは、
地方に住んでいる身としては難しいのが現実です。

それでも、
やっぱり子供たちには、
自分の進みたい道を歩んで欲しい!
という思いがあります。
お金の問題で彼らの選択肢が狭まることは避けたい。
そう考えると、
今の職場で上司の指示や方針に従って働き、
給料を減らさないようにするのが
現実的な選択肢となりました。
つまり、
お金のために働くことを選んだのです。

5.サラリーマンとして感じるもどかしさ

サラリーマンとして
上司の言うことを聞いて
働くのが当然かもしれません。
言われたことを言われた通りにやるだけで評価される世界。
そんな働き方にはやりがいを感じられず、
なんだか面白味がないな、
と感じてしまいます。

6.ライフワークの喪失感

私がこれまで大事にしてきたのは、
好奇心と創意工夫でした。
工場の現場を歩き回り、
機械の動きや作業の流れを観察して、
もっと効率的にできる方法はないかと
考えるのが楽しかったのです。

現場の人を話し合って、
新しいアイデアを議論したり、
試行錯誤しながら
改善策を見つけていく過程には充実感がありました。
それが、
私にとっての「ライフワーク」でした。

しかし、
現実には、
そんな「ライフワーク」が「ライスワーク」に
変わらざるを得ない状況に追い込まれています。
子供たちの未来を支えるためには、
家計の安定が何よりも大事です。
お金の心配をせずに、
子供たちに好きな道を選ばせてあげたい
という親心が、
私の選択を左右しました。
これが私にとっての
「ライスワーク」
つまり生活のための仕事なのです。

7.これからどう生きていくかの悩み

今日からは、
仕事に対する姿勢を変えることにしました。
もしかしたら、
私はサラリーマンに向いていないのかもしれません。
しかし、
今のところ、
すぐに起業したりフリーランスになったりするのは難しい状況。
急に人生がつまらなく感じられるようになってしまいましたが、
どんな仕事でも
毎日を楽しく過ごす方法を見つけることが
必要だと感じています。

8.新たな挑戦と小さな工夫

たとえば、
仕事以外の時間に
趣味やリフレッシュの時間を
増やすことを考えています。
家族と過ごす時間を大切にしたり、
休日には自然の中でリラックスしたり、
あるいは、
新しいスキルを学ぶことで
自分の成長を感じるようにしたり。
そうやって、
自分の中に新しい喜びや
やりがいを見つけていけたらと思います。


また、
会社の中でも、
自分なりに小さな工夫を続けることは
できるかもしれません。
大きな変革は難しくても、
日常の業務の中で効率化を図ったり、
同僚とのコミュニケーションを深めたり。
そういった小さな積み重ねが、
いつか大きな変化につながるかもしれない
と信じています。
まだまだできてませんけどね。

1日の大半を占める
仕事の時間を無駄にしたくない
という思いはあります。
だからこそ、
どうすればもっと
前向きに仕事に向き合えるのか、
考え続けています。
まだ答えは見つかっていませんが、
少しずつでも
道筋を見つけていけたらと思っています。

9.最後に、自分らしさを取り戻すために

人生は一度きりです。
だからこそ、
その中でどれだけ自分らしく生きられるか、
どれだけ自分の価値を見つけられるかが
大切だと思います。
ライスワークとしての日々の仕事の中にも、
自分らしさを見つけ、
楽しんで働けるように。
そんなふうに考えながら、
これからの毎日を過ごしていきたいと思います。

これが、
私のライフワークがライスワークに変わった瞬間
についての思いです。
読んでいただき、
ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?