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瞳について語ろう

私の絵には時々仕掛けがある。
有難いことに、それを楽しみにしてくれる方が少なからず居て、毎回絵を拡大して仕掛け探しをしてくれるらしい。
それでも、特にスマホの拡大には限界がある。
今回はその中の、いつも応援してくださる、私が尊敬してやまない方のご要望により、この記事を書いている。

基本の瞳

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私は、どんな小さな鳥を描く時にも、黒一色だけでなく虹彩を描くことにしている。
きっと、遠目から見たらこれはただの黒目がちな目にしか見えない。そうだとしても。
だからこれは、何も仕込んでいない基本の瞳だ。

空を描く

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特にテーマが無いけれど何か仕込みたい時には、大抵空を描く。青い空と雲が多い。

夏空

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これもやはり空なのだけれど、少しだけ特別。
これは、対の作品で、夏空の朝と夕の空を眺めるイヌワシの瞳だ。
拡大してみて、瞳だけではあまり分からないことに気がついた。本当は嘴や羽根に当たる光の色も変えているから。
さて。この後は個別に解説。

空と山と草原

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これが、私が瞳に風景を仕込んだ最初の作品。
元々瞳にはこだわっていたけれど、ただひたすら鳥を描き続けるうちに何か仕掛けをしたくなったのだ。

見る人の想像にお任せします

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人の影にも木にも見えるようなシルエットと空。

森と空

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これは、『旅立ちの背中』という作品。
若いイヌワシが、自らが住んでいた森(向かって右)と、これから飛び立つ空を見据えている瞳。
この絵にはTwitter上で大好きな絵描き様から瞳についてコメントいただき、とても嬉しい思いをした。

人物

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これは以前にも記事を書いたけれど、特定の誰かを応援する気持ちで描いた絵。
その方のnoteのアイコンのシルエットを仕込んだ。
ここから四つは、絵のタイトルどおり。

夜の湖

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砂漠の月

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砂の町

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朧月夜

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おまけ。
涙の湖

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これも以前記事にはした。
私にとっては貴重な、がちの読者様(本当に一話から通読してくださっている)の為に描いた絵。
だから彼女の記事と、読んでくれている物語に共通のキーワード、涙の湖を仕込んだ。

雫に映る風景

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カラー紙は色鉛筆が上手く乗らないので瞳に繊細な細工をするのは難しい。
失敗してもいいやという気持ちで雫に草原と朝焼けを描いた。

以上。楽しんでいただければ。

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