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戦争トラウマと児童虐待

戦争トラウマから児童虐待への連鎖が始まった。

命を奪われるほどの恐怖から発症する複雑性PTSDが人生を狂わせていく。

この記事の多くが、自分と重なる。

私も、ずっと想像してた。
父親が亡くなれば、両手を上げて喜ぶだろうと。

前夫と暮らしていた頃、
足音が父のそれと重なり、
声が父のそれと重なり、
幻聴、幻覚に怯えるようになった。
親元から逃げたはずなのに、私はここで殺されるんだ。
そう思って疑わなくなった。
そして、夫の元を逃げ出した。
夫は何も悪くない。

記事の中の元日本兵は、どんな想いで亡くなっていったのだろう。
児童虐待の加害者でもあるが、戦争の被害者でもある。
ほんの一瞬でも救われた瞬間があったのだろうか。
複雑性PTSDの恐ろしさを知っている私は、元日本兵に心を重ねずにはいられない。
戦争が終わったというのに、どれほどに苦しみ抜いたことだろう。
どんな思いで、「心中ごっご」をしていたのだろう。

人は、心が傷だらけになる生き物だ。
日本人は、傷を人に隠したがる。
キレイなところばかり見せようとする。
だけど、傷を無かったことにはできない。
傷があることを認め、受入れ、安全な場で言葉にして開放する。
そうすることで初めて、癒されることが始まるのだと思う。

戦争トラウマからの連鎖がストップすることをただただ願う。
願うだけではなく、そのために私ができることを全力で行動する。


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