【詩】目覚めの気分が続けばいいのに

パチッと目が覚めて
隣には大事なタオルとか
可愛いぬいぐるみとか
大切で大好きな人とか

そして
穏やかで優しい気持ちの自分がいて

たとえ前の日に
喧嘩してムシャクシャしても
悲しくて泣きたくなっても
モヤモヤを隠して強気になっても

それでも
全部忘れて爽やかな自分がいて

それがずっと続けばいいのにな
どうしても思い出してしまうから

もう全部
忘却機能がフル回転して
嫌なこと全部
夢に分解されて
忘れてしまえばいいのに
爽やかな朝を、昼を、夜を迎えたいのに

ほんとはずっと穏やかでいたいのよ
朝陽のようなあったかい心でいたいのよ
でもそれができないのは何故

あの穏やかな静かな気持ちを
もう一度
もう一度
と縋り付く

もう一回
横になって
目をつぶってみる