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美容院に行った

美容院に行った。
緊張したけど、静かな声で穏やかな人が担当してくれて嬉しかった。

美容院での私は、話しかけられればお話するけど、すすんで雑談はしないタイプだ。渡されたタブレットや雑誌を見てゆっくり過ごす。

メガネ時代、雑誌をすっっごく顔に近づけながら読んだ記憶がある。髪の毛をしてもらっている間は取らないといけないから。読めなくはないが、目は疲れる。
コンタクトっていいもんだ。普段通りに読めるんだもの。ド近眼の私にはとてもありがたいものだ。

雑誌、久しぶりにノンノを読む。
昔読んでた雑誌に出ていた、懐かしいモデルさんが何人か居て感動した。
身体のケアなどの特集を見る。どうせ帰った頃には覚えていないだろうけど、いつか役に立つかもしれないので、よく読み込む。ちなみに、これを書いている今、何一つとして覚えていない。

後ろの髪の毛を切ると、たいした量を切ったはずないのに、「なんじゃこりゃ!?」ってほどの髪の毛が床に落ちるのが、私である。梳いただけでこんなになるのかと、いつもいつも衝撃を受ける。
自分の手元にもいっぱい髪の毛がやってくるので、それをおにぎりのように握って「髪の毛団子」を作っては床に落としていたのが、高校生くらいまでの私である。
今回は、前髪しか切ってないので団子は作っていない。

美容院のシャンプーって、なんであんなに気持ちがいいんだろうか。
顔に白いタオルをかけられて(※いつもこの辺で、自分が天に召されるという不謹慎な想像をしてしまう)、そこからは極楽タイムだ。
シャワーの水圧が強いかつ細かいからか、場所によってはくすぐったく感じて、ゾワゾワする。でもこれもまた、気持ちがいい。細かい粒子によって、汚れが取れていく感じがする。

そして、人の手によるシャンプー。もうこの気持ちよさといったらない。たとえ縮毛などで時間がめちゃくちゃかかろうとも、肩が凝ろうとも、この気持ちよさがあるだけで、美容院に来た甲斐があったとまで思える。頭皮への刺激。ほどよい力加減。そして、ほんのりシャンプーのいい香り。
ああなんて気持ちがいいんだろう。あんたはゴットハンドの持ち主だよ。私にもその技を教えてくれないか・・・。そんなことを毎回毎回、心の中で思っている間にシャンプーは終わる。
耳にタオルを突っ込んで拭いてもらうのも好きだ。耳もマッサージされたような気分になるから。

そんなこんなで、私はサラサラの髪の毛となることができた。
縮毛矯正、2時間半で終了。
美人になった気持ちで帰って、鏡をみてルンルン気分になった。

今度はちゃんと長持ちさせるために、ケアもちゃんとするぞ~。


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