プラ製ストロー変える前にお箸を国産材割り箸にその7

 その6を書いた後にも色んな企業が脱プラを表明しだしています。もう日本にありがちなブームではなく、脱石油に向かって世界は動いていくのだと思います。
 私、日本の人工林を使っていくことが日本の山を守っていくことになるという考えの元、活動していることはお伝えし、その中で消耗品として国産材割り箸を消費していくことが今後当たり前になって行くだろうと確信しています。
 日本における消耗品としても木製品は世界の中でも群を抜いています。ずっと割り箸ばかりに焦点あてて話をしてきましたが、もう一つやりたいのは、”経木”です。
 経木ごぞんじでしょうか。
(2015年のダイヤモンドオンラインの記事に詳しく書かれています https://diamond.jp/articles/-/71380)

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 私自身これが日常スーパーで使われていた時代には生きていません。
色んなものを包むのに使われていました。
 お刺身の下にも敷かれていました。今どうでしょう?お刺身の下に白いスポンジしいていません?
勿論、石油由来です。
 これ、基本は赤松なんです。松は色が白いということもありますが、針葉樹の中、まつは枝が同じところに生えるんですね。
なので、必ず枝の無いスパンがあるというのも使いやすいという理由でもあります。
 私のいる岐阜県郡上で近くで作っているところ、加子母というところで80過ぎたお父さんが注文に応じて作っているぐらいしか知りません。
多くの経木工場が潰れました。需要が無くなって。
(郡上にも工場ありました。辞めた後の工場見せてもらったことあります)
 そこではスギの経木を作っています。材の質と木取が大事だと教わりました。
 食品を包むもの、敷くもの、直接食品に触れるわけでレジ袋のように簡単に辞めて代替しますと直ぐに言えないかもしれませんが、経木の使用を始めましたという大手が出てきたら面白いなあと考えています。
 そうなれば、針葉樹として今一番使い道のない赤松が動き出すかもしれません。松くい虫にやられてしまう前に、伐ってバイオマス処分している所が多い。
 燃やしてしまう前に、一度経木として利用してその後、ごみと一緒に焼却場で燃やせば、燃料となります。
 ちゃんとしたカスケード利用です。CO2排出したことになりません。
近いうちに、FSC認証の経木が必ず出てくると思います。
 

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