青森山田戦
忘れもしない青森山田戦。
佐賀東戦の翌日だったんですけど
なぜか佐賀東戦が終わってから青森山田戦までの記憶はない笑
なんか夢のような経験で本当に夢の中にいるような感覚だったのかもしれません
スターティングメンバーに選ばれた時の記憶もございません笑
気付いたらピッチに立っていた
そんな感じでした
精神状態としてはとにかく目の前のことに集中してる
そんな感覚だったと思います
強豪青森山田に対してずっとBチームにいた僕がよく堂々とプレー出来ていたなと今では思います
あの時は本当に試合が楽しくてワンプレーワンプレー自信に満ち溢れてたと思います
まー大したプレーはしてないんですが笑
ミスを恐れずにガンガン仕掛けてにいってました
そんな僕みたいな選手があの舞台で自信持ってプレー出来てたのは紛れもなく静学での練習です。
このnoteでよく書いてますが静学のすごいとこはとにかく練習です。
練習がどれほど大切かを。
これを徹底的に叩き込まれます。
一瞬たりとも隙を見せられない。
あのピリピリした雰囲気はもう一生味わいたくないです。笑
それくらい厳しく自分に負けない練習を毎日毎日繰り返します。
何度も何度も自分に負けそうになる瞬間はありました。
練習がキツすぎて試合の方が楽だから早く試合やりたい。
こんな状態になります笑
静学が楽しそうにプレーしてるように見えるのはそういったことがあるのかもしれません。
分かんないけど。笑
まーそんなこんなで試合を迎えお互いチャンスを作りながらも点が入らず
拮抗した試合は0-0で後半に突入しました。
一瞬一瞬が楽しく緊張というのは全くなかったですね
正直途中交代かなと過りましたが最後までピッチにいることが出来ました。
後々聞いた話では僕を交代させるか他の選手を交代させるか最後まで井田監督は悩んでいたらしいです。
大石に賭けてみるかと僕をピッチに残してくれました。
そんなことは知りもしなかったのですが
PK戦に入るかと思われた後半ロスタイムにその瞬間が訪れました。
拮抗した試合の中どっちに転ぶか分からない中
セットプレーの際にDFの小坂さんがみんなに言いました
「ここで決めたらヒーローだぞ!」
「絶対勝つぞ!」
その言葉を凄く覚えています。
“俺がやってやる”
“俺がヒーローになってやる”
何人もそこで思ったと思います。
人として先輩としてリーダーとして小坂さんは本当に素晴らしい人でした。
緊張感のある試合の中仲間に投げかける言葉には力強いものがあり本当に尊敬できるカッコいい先輩でした。
そんな小坂さんの言葉に奮い立ち最後の最後に僕にチャンスが来ました。
佐賀東戦でもアシストしてくれた國吉さんからクロスボールが来ました。
後ろに下がりながらでペナルティエリアの外でしたが当時の僕はシュートを打つ意識というのは誰よりもありました。
迷わず下がりながらヘディングシュートを選択。
弧を描いてキーパーの頭上を超え僅かにゴールラインを超えました。
今思うとあんなとこからあんな態勢でシュート打つか?笑
と思いますが
“迷い”がありませんでした
決まった瞬間は目の前が真っ白になり
真っ白な空間を走り抜けてました。
サッカー人生あんな経験はあれ以来一度もありません。
本当に真っ白になりました。
そのまま試合が終わり1-0で勝つことができました。
世間一般に言うシンデレラボーイでした僕は。
当時コーチだった現監督の川口さんから
「ナイス大石!」
「やったな!」
とがっちりハグしてくれたのは死ぬほど嬉しかった。
滅多に褒めない正直顔見るだけでも怖すぎる笑コーチからの言葉は涙が出るほど嬉しかった。
ずっとBチームにいてぽっと全国大会でデビューし2試合連続で得点。
ヒーローとなった僕はここから勘違いが始まりました。
自信を持って挑んだ全国大会。
たまたま。そして仲間のおかげで点を取らせて貰った
という事に気付けず
“自分のおかげで。”
“俺がやったんだ。”
そう思うようになってしまい自分で自分の成長を止めてしまうことになっていきました。
掴み取ったと思った“自称”成功体験が勘違いを生んでしまった。
次の作陽高校との試合からそれは露呈してしまう。
と、今回はこんなとこで笑
長くなったのでまた次回🤣
いつも最後まで見て頂きありがとうございます!
なるべく頻度増やします!笑
この記事気付いてくれた方本当嬉しいです!笑
それではまた👋
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?