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佐川美術館

佐川美術館

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楽茶碗の樂家との縁が深く、樂吉左衛門(十五代直入)本人が設計・監修した樂吉左衛門館では、樂家の作品を中心とした企画展や、平時であれば茶室の見学が経験できる。

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地下への階段で静かな展示室へ。
企画展は直入の作品をまとめたもので、氏の作陶を象徴する「焼貫(やきぬき)」の茶碗が多く見られた。

館のコンセプト、展示のシナリオともに「守破離」をコンセプトとしていた。
展示の中心であった「焼貫」は通常の楽焼より鞴(ふいご)を激しく吹き、より強い火にさらし焼かれたもので、直入が多く制作したことで知られる。

荒い肌や強い色を持つ焼貫茶碗と対比するような形で、入り口兼出口のメイン展示と最奥部にシックな焼貫黒楽茶碗が展示されており、守破離のストーリーに陶酔することができた。

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同館には樂吉左衛門設計の茶室が含まれるが、現在は見学を休止しており、外観を見ることができるのみである。

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