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中日・中田翔は実現するのか...?&思い出す2007年の衝撃

巨人の中田翔選手がチームを退団することが発表されました。
昨シーズンオフ、巨人と3年9億円の大型契約を結んでいた中田選手。
しかし、その中には長期契約の途中でも、選手が契約内容を見直すことが出来る「オプトアウト」という条項が含まれていました。

・岡本選手のファーストコンバート
・坂本選手のサードコンバート
・ルーキー門脇選手の台頭
などに加え、けがでシーズン後半は出番を減らした中田選手。

2年6億円の契約を捨ててでも、出場機会を求め移籍先を探す道に進むことになりました。

そんな中、真っ先に獲得調査に乗り出したと報道されたのが我が中日ドラゴンズ!
長年長打力不足に悩まされ、チーム打率・チーム本塁打・チーム打点・チーム長打率などは軒並みリーグワースト。プロ通算303本塁打、5度の100打点越えと破壊力不足を打破するには文句なしの実力です。

中田選手はファーストを守ると想定されていますが、ファースト争いを活性化させるという意味でも大きな効果がありそうです。
ドラゴンズ不動のファーストのレギュラーで、主砲としての働きを期待されたビシエド選手は、打率.244 本塁打6本 打点23と来日以来ワーストの数字に終わってしまいました。

シーズン途中に移籍し、勝負強いバッティングを見せた宇佐見選手も本職はキャッチャーですし、来シーズンどこまでの成績を残せるか未知数なところでもあります。

来シーズン35歳を迎える中田選手ですが、守備力の高さにも定評があります。
ビシエド・宇佐見両選手を中心に高いレベルでのポジション争いが起これば、間違いなくチームにとっては良いことです。

そして、何よりも大きいと思うのは中田選手の「経験」
リーグ優勝・日本一を経験しているほか、侍ジャパンにも選ばれ何度も国際舞台でプレーしています。

2011年を最後に優勝から遠ざかっているドラゴンズには、優勝経験のある選手がかなり少なくなってきました。
内野陣もルーキーなど若手選手で構成される試合が多く、勝負所で「一呼吸置きに行ける・声を掛けに行ける選手がいない!」と思ったシーンがシーズン中何度もありました。

様々な形で、中田選手の経験を若いドラゴンズというチームに還元してもらえれば、練習では補えない部分で選手たちは一つ強くなることができるのではないでしょうか。

長々と書いてしまいましたが、個人的には中日が中田選手の獲得に動くことは良いことだと思うし、入団が決まれば大好きなチームの一員として応援したいと思います。

ちなみに、中田選手の獲得調査報道で思い出したのが2007年のこと。
この年、キャンプ直前になり近鉄黄金時代の4番バッター中村紀洋選手が中日に入団しました。

当初は中村選手にやんちゃなイメージがありましたし、同じポジションのサードには森野選手というレギュラーがいたこともあり、「なんで中村ノリを獲るんだ!」と子供ながらに思ったことを覚えています。

それでも中村選手は大活躍でドラゴンズ53年ぶりの日本一にも大きく貢献してくれました。

プロとして最も大事なことは最後は結果を残すこと。
35歳にして出場機会を求めた中田選手の決断にエールを送るとともに、もしご縁があれば我がドラゴンズにやってきてくれることを願うばかりです。

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