見出し画像

ウール・カシミヤの水洗いの限界を知る!!

人類は太古の昔から水洗いを行ってきた。

先進国だけがドライクリーニングを認めて来たわけだが、ここまで来てようやく水洗いの価値を再認識出来たようだ。アパレル業界や消費者はドライクリーニングを否定した。しかしクリーニング屋さんだけが今もドライクリーニングにしがみついている。本来、クリーニング屋さんが水洗いを認め洗剤や洗い方を開発しなければならぬのに。

水で濡れたウールやカシミアを何回揉んだら縮むのか探してみるといい。

・準備として、幅50×500mmのウール地の生地を1000枚作っておく。
・10Lのポリ容器に3Lの水と適量の洗剤「シャボン玉石けん」を適量を入れ、その中に先に作っておいたウール地を50枚入れる。
・準備ができたポリ容器を激しく10回上下をさせて1枚を抜く
・これを10回繰り返しきれいに並べていき、長さを測る。

たったこれだけの作業でウールが縮む限界が見えてきます。

・その次に温度を変えて(20〜50°c)同じ作業を繰り返す。
・作業時間、洗剤濃度、柔軟剤の濃度を変えながら同じ作業を繰り返す。

先ず実際にやってみることが大事

その次に、同じ作業をするならシミのサンプルを作って作業をするとシミや汚れが落ちる様子も一緒に観ることができる。この作業を繰り返すことで、効率が良く質の良い水洗いを提供できる。

「シャボン玉石けん」を使用した理由は本物の油脂石鹸だから、本物の油脂で洗うと繊維に油脂分を残す事が出来る。元々素材に含まれる油脂分を洗い流す事なく、「シャボン玉石けん」で洗うと風合い良く仕上げることが出来ます。

シャボン玉石けん

特に合成洗剤などで洗うと油脂分が無くなり、風合いにがさつきが出来、汚れやすくなる。ちなみにウールやカシミヤ素材が水に濡れてスケールが開くということは無い、これは全くの迷信です。

自分は50年余りこれに騙されてきました。クリーニング業界は未だにこの迷信にしがみついている。ネット上には水に濡れたウールのスケールがひらいたという動画や写真は一切有りません。空想をしたイラストは山程ネットに掲載されています。

(冒頭写真は資料の一部です。参考に成ればと公開しました)


。。。。。。。。。。。。。

しみぬき工房 つづれや
代表:田川 芳弘
住所:〒678-0172 兵庫県赤穂市坂越1754番地
フリーダイヤル:0120-975-354
TEL / FAX:0791-48-8059
営業時間:午前9時~午後6時  定休日:日曜日・祝日

#シミ抜き #お手入れ #クリーニング #坂越 #赤穂 #着物 #ウール #カシミヤ #ダウン #ドライクリーニング #水洗い #シャボン玉石鹸

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?