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適応障害になって1年経過した現在②

適応障害になって約1年が経ち、少しずつ症状が改善されてきたように思えてきました。


倦怠感や肩こり、じんましんやヘルペスなど、今でも無理をするとこれらの症状が出て仕事ができなくなってしまいますが、去年に比べれば症状の程度も小さくなり、寛解に向けて順調に進んでいるなと実感しています。


ただ、会社の事情によって休職せずに働き続けながら症状の回復に努めてきたので、『ちゃんと休職していれば…』と後悔することも正直あります…


今回は、働きながら適応障害を改善させるために実際に取り組んだことについて書いていきますので、同じように悩んでいる方は参考にしてみてくださいね。


また、もしよければ前回の【適応障害になって1年経過した現在①】もご覧になってみてください。


職場では礼儀正しく振る舞い、ミスをしたときは素直に認める

リモートワークが中心となり、職場の人と合う回数が激減してしまったので、日々の連絡には特に気を遣うようにしました。


元々、チャットワークなどのチャットツールでやり取りをしていてため、テキスト中心での連絡には変わりありませんが、文字だけのコミュニケーションにはさまざまな弊害があります。


・普通の指示や連絡事項が冷たい印象に変わる

・言葉にすれば数秒だけど、文字にすると5~15分ほどかかることがある

・些細な言い回しの違いで認識の齟齬が生まれ、大きなトラブルにつながる


『ありがとうございます』『承知しました』といった肯定的な文章でも、どこかぶっきらぼうに感じてしまうのは本当に不思議ですよね。


そのため、『○○さんの△△のおかげで助かりました。ありがとうございます。』といった形で感謝された出来事も一緒に書き、丁寧な印象にしようと努めています。


それでもなかなか伝わらないので、あまり多用するのは危険ですが、絵文字や感嘆符も使い、色々と工夫して日々の連絡をしています。


一方、苦手な人や適応障害になった原因のひとつでもある上司とのやり取りでは、ビジネスライクのやり取りに努めています。


基本的には最低限の報告・連絡・相談のみで、何気ない連絡でも感謝の気持ちを伝えます。


人格否定のような悪口など、個人チャットでのパワハラもたくさん受けてきたので、いつも指が震えてしまうのですが、対面でのやり取りに比べればだいぶマシです。


また、僕はADHDの特徴からミスの頻度が多く、注意を受けることも少なくありません。


そのため、ネガティブなことがあったときは早めに謝罪の連絡を入れ、上司からの指示を聞くようにしています。(ミスしたこと自体に気付かないことの方が多いですけど…)


ミスの発覚が早ければ早いほど対処しやすいほか、大きなクレームにも発展しづらいため、とにかくスピードが大切だといえます。


リモートワークで特によかったなと思うところは、【直接顔を見る機会が激減したこと】だと僕は考えています。


自分の中にある大きなストレスのもとを避けて働いたことが、改善の理由のひとつかと思いますね。


仕事がすべてだと思わない

仕事が人生のすべてと思うのは危険な考えで、もしうまくいかなくなると一気にネガティブな感情に支配されてしまいます。


仕事はたしかに重要で、自分の大切な時間と労力を使い、一定の収入を得るだけの結果を出さなければなりません。


会社員は法律で守られているといわれていますが、僕は過去にクビになったことがありますし、今の仕事もいつどうなるのかはわかりません。


会社の経営が悪化したという話はたびたび聞きますし、もし今後も悪化するようなら最初に始めるのは人員整理で、良いパフォーマンスを出せていない人は解雇の対象となります。


そのため、僕は『またリストラされたらどうしよう…』と不安な気持ちを抱えながら働いていました。


これでは、メンタルが病んでしまうのもうなづけますよね…


だけど、もし今の会社をクビになっても、失うものはある程度のお金とサラリーマンという肩書きだけです。


お金が大事なことは変わりませんが、健康な身体・精神じゃないと働くどころか生活することすらできなくなってしまいます。


これは忘れがちなところですが、人は『健康な身体・精神』があるだけでも幸せに生きられるといわれています。


たとえ巨万の富があっても、自宅のベッドから出られなければ満足に使うことは叶いません。


一度は退職を決意した会社ですから、もしクビになっても『また次の仕事を探そう』とすぐに切り替えられると思っています。


ただ、所属している以上は手を抜くことはせず、だけど無理をしないように働いていこうかとは思います。


このバランスを常に考え、出世競争などからは一歩距離を置いて無理なく働き続けてきたことがメンタルの改善に効果的だったなと思うので、もしよければこの考え方を取り入れてみてはいかがでしょうか?


会社員であることにあぐらをかかない

会社員は、一定の収入や手厚い福利厚生がある一方、組織によるは働きにくさが目立ちます。


会社員でのメリットを得るために、必要以上に我慢するとそれ以上のものを失う可能性があるかもしれません。


また、ADHDなどの発達障害の方やHSPの方は組織に馴染みづらいといわれています。


仕事に真面目に取り組めるのは大きな武器ですが、それを悪く利用する方や、必要以上に否定する方も少なくありません。


今現在仕事がうまくいかないと悩んでいる方は、自分のことを優先し、今の環境を見直してみてくださいね。


今回もご覧いただきありがとうございました。


それではまた!




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