デメリットプレゼンで伝える
仕事をしているとき、自分の言葉の使い方一つで相手に与える印象が変わることが多くあります。
必ずやりとげます、絶対大丈夫ですといった類の言葉は、だれでも一度は聞いたことがあるはずです。
しかし、正直自分はこのようなことを言っている人に対してちょっと不信感を覚えてしまいます。
一見すると耳触りがよく聞こてしまいがちですが、いくつか落とし穴が隠れていることが多いので、うかつに信じてしまうと思わぬトラブルに遇ってしまうことも少なくありません。
仕事のやる気が感じられない?
普段どのような言葉を使ってコミュニケーションをすれば、相手に印象を与えることができるのでしょうか。
先ほどの【絶対、必ず】といった強調ワードを何気なく使ってしまうと少し不安になってしまうのは、相手に【本当にそうなの?】という疑問を相手に抱かせてしまうからなんですよね。
20代の前半のころに飛び込み営業をしていたときも、お客様と話をするときは極力このような単語は使わないようにしていました。
・これを飲めば絶対に痩せられますよ
・今なら必ずお得になりますよ
文字にすると一目瞭然で、こんな怪しいフレーズを使う営業マンから『買いたい!』と思う人はごく少数だと思います。
デメリットプレゼン
ではどうすれば短時間の中で相手に信用してもらえるのかというと【デメリットプレゼン】をしながら話を進めると効果的です。
これは『自ら進んで自分の伝えたい商品・プランに関する悪い部分を話す』というもので、簡単にいうと自分の欠点を進んで話しましょうというものになります。
信用してもらえる上司や先輩って、よく失敗経験や挫折経験をよく話すことが多いんですよね。
・昔。自分のスケジューリングをミスってお客さんを怒らせて失敗してしまったんだ
・何度も同じミスして上司からかなり詰められて会社に行くだけでも辛かったんだ
こういう自分の昔話を語っている人はどこか信用する気になりますからね、
これを普段の会話や会議、プレゼンの場で使っていきます。
・この商品は確かに値段は高いですが、○○という面で定評があります
・今回のプランは一見すると無謀に見えて、予算も高くなってしまういますが、それ以上の満足度をお客さん提供することができます
こういう感じで【悪いことと良いところ】を交えて話していくと、相手に納得感を与えることができるようになり、それが信用につながっていきます。
また、恋人や旦那さんにお願いするときにも使えますね。
・手間も時間もかかってしまうけど、新しい場所でリフレッシュすることもできるはずだし、思い切って海外旅行に行ってみない?
海外に行きたいと単にお願いしても、人にもよりますがいきなりOKしてくることってなかなかないと思います。(このご時世ですし…)
なので、自分から海外旅行に行くデメリットを先に伝えておき、それで相手に選択権を持たせて判断してもらうことが大切なんです。
人は何事も【自分で判断したい】生き物ですし、ツッコミどころをあえてふさぐことによって口論ににもなりにくいですからね。
欠点をさらけ出す
自分の意見を伝えて相手を納得させようとするときは、積極的にネガティブな面を伝えていくとスムーズにいきます。
ただ、ネガティブ面を強調し過ぎてしまうと、【そんなに悪いことならだめじゃない】と本末転倒の結果となってしまいますので、注意が必要になります。
自分も少し謙虚になりすぎてしまい、【本当にやる気あるの!?】と叱られてしまったことがたくさんありますからね。
思わぬ誤解を与えてしまわないように、その上できちんと自分の意見を伝えられるようにコミュニケーションを図っていきましょう。
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