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嗜好、思考。

年齢を重ねてくると嗜好が変わる、とはよく聞く通りで、
自分も本当典型的な人間だなとつくづく感じております。
というのも、学生時代は全く興味のなかった歴史に最近は興味津々でして、ちょびちょびとマイペースに勉強し始めており、嗜好といいますか、思考が年々変わることの楽しさも日々感じれるようになってきました。

"勉強が趣味"というと高尚に思われて、状況によっては高飛車な印象を持たれるのではなかろうかと危惧し人にはあまり言えないでおるのですが、自分の場合、年齢と共に自分の無知さを思い知らされることが増えて恥ずかしく感じるようになったのがキッカケで勉強し始め、それが今は楽しみに繋がり趣味の一つになったというのが本当のところなのです。

ただ、先に申し上げた内容と正反対の意味になるのですが、随分むかしに何処かで聞いた"人は年を重ねるごとに幼少期に戻る"という言葉も、正に的を射ているなと感じております。

時間が経って薄れていった日々の記憶に、知らず知らずに還っていくのかなと、年齢を重ねてきた今、強く思うようになってきました。
なので細かく紡げば、子供時代は時代劇が大大大好きだったので、歴史に全く興味がなかったわけではなく、寧ろごく自然の流れで本来の自分に戻ってきているのかなと、気付いてなかっただけでそうやって繋がっていたのかなと思うと、人生は本当に面白く、上手く出来ているなと常々感じる今日この頃です。

そんなこんなを考えながら、
傷は薄れても消えるわけではないと許せずにいた時間も、緩めてあげて大丈夫、もういいよねなんてのも若い頃の自分へ思ったりもしながら、マイペースに楽しむようにしています。

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