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これが私の夢。


「将来の夢は、なんですか?」

幼い時からこの質問を何度も受けてきた。

幼少期は何も思わなかったけど、
今考えてみると、少し大きなテーマすぎる。


「あなたは、どんなことが好きですか?」
「ワクワクする瞬間は何ですか?」

海外では、こうやって日本でいう将来の夢を問うらしい。

最近、私も本当に自分が好きだと感じる最高の瞬間は何なのか、いつなのか、考える機会があった。

仕事は楽しいけれど、何のために今の環境を選んだの?
お金が勝手に入ってくれば仕事はしていないだろうか?

私の脳内は、いつだって仕事が優先されている。

でも不思議なことに苦痛じゃない。

これからどんな生活環境に巻かれても、私は仕事を通して生きがいを感じていたいんだと思う。
志高い場所にずっと居たい。でも依存はしない。
新しい道は自分で拓く。

うん、なんとも頑固な人間だ。

こうして自分の考えに根拠のない自信を持てるようになったのは最近。

少し話は変わってしまうけど、昔の私は小学生の時から型にはまるのがどうやら苦手で
いつも自分の感情に従ってきた。生まれつき障害を持っている友達が多く集まってくれて
他の友達から少し軽蔑されたような時期もあった。

「個性があって、何が悪い。」

そんなことをいつも思っていた。

社会人一年目、希望の大手企業に就職した。
家族はとても喜んでくれたし、周りからの評価も変わった。
実際、仕事も順調にやっていた。

けれど、いつもどこかモヤモヤしていた。

同期と意見が合わない。
先輩と話している自分の方が生き生きしている。

決して仲が悪かったわけではないが、どこか違和感。

そんな時に偶然出会ったイケイケベンチャー企業の役員。
知り合ってから食事の機会を重ねる度、自由な個性溢れる世界に惹かれていった。

「これだ。この枠にとらわれない発想!」

自然と心がワクワクした。

人と発想が異なったり、好む環境の違いを否定されたような気持ちになった過去。
「ありのままに生きていいんだよ。」そう肯定してもらえた感覚になった。

その出会いから1年半年後、
私はきっかけを与えてくれたイケイケベンチャー役員の会社で勤めることにした。

もちろん転職を決断した当時は、たくさんの方が「本当にそれでいいの?」や
「今までの実績があるのにもったいないよ!」と伝えてくれた。

「ありがとう、でももう決めたんよね。」

私は人生で初めて、自信を持った意思決定をした。

不安はもちろんあったし、自分が優れているとも思っていない。
だけど、ここで思う存分自分を発揮できるという根拠のない自信だけはあった。


私の目標は、これからも生涯、自分の気持ちに嘘をつかない人になることだ。
だからこれは私が死ぬまでずっと「夢」。


「将来、何になりたい?」

この質問を子供に問いかけるのはやっぱり反対だ。
想像させることが目的なら、「〜になる」が目的の問いかけではなく
ワクワクする「状態」をイメージさせるような問いかけにすべきだと私は思う。

状態が想像できたなら、そのための手段は人によって変えられるし無限大。
より多様性を認められると思うから。


ありのままの自分を愛してあげよう。
感謝と配慮の気持ちを忘れずに。
Love yourself.

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