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Week 3: Fundamental & Duero River Valley

みなさんこんにちは。tinaです。
さてさて3周目のクラスになりました。このくらいになるとだんだんとクラスのペースも掴めるようになり、週1のクラス外ではそのクラスの復習と次のクラスの予習を怠らないように心がけました。

今回のクラスはテキストの最初64ページのFundamentalDuero River Valley (北部分のMeseta CentralとCastilla y León自治州のこと)について学びました。

まずこのFundamentalにはスペインの全体の歴史とワイン産業が発展した経緯が書かれています。ほかにはスペインの気候、土壌の種類、地形、栽培される主な葡萄品種、ワイン醸造のスタイル、ワイン法律が載っていて授業では大きなポイントを抑えながらざっと触れました。ただここもスパニッシュワインを勉強するにあたって重要な情報がたくさんあるので独自勉強は必要になります。

例えば、スペインでは主に3つの気候(maritime, Mediterranean, continental)に分かれます。
maritime気候は主にGreen Spain (Galicia, Asturias, Cantabria & Pais Vasco)で見られます。
Mediterraneanは南のAndalucia自治州から東のComunidad Valenciana 自治州そして北東のCataluñaで見られる気候になります。
continentalは中心の海に面していない山や高地の自治州になります。Castilla-La Mancha, Comunidad de Madridがここの気候にあたります。
それ以外にはLas Islas Canarias(Canary Island) 自治州はsubtropical気候に分類されます。島の位置によって雨量が違ったりすることからsubtropical地域になります。

Spain's Climate Zones

こういった地域ごとの気候はそこで栽培される葡萄の品種、土壌なども関係しているので深ぼって学ぶとより一層知識が深まると感じました。

その後はDuero River Valleyを学んでいきました
Dueto River Valleyというのは北寄り真ん中に位置しておりCastilla y León自治州が含まれます。Castilla y León はスペインの中で面積が最大の自治州でEUの中では3番目に大きい民主主義地域になります。
面積が大きいことから自治州の中でも気候に違いがありGreen Spainに近いほほどmaritimeの影響を受け、東のCataluñaに近いほどMediterranean、南のLa Manchaに近いほどcontinentalの影響が大きくなります。

この自治州で1番よく知られているDOと言えばDO Ribera del Dueroになるかなと思います。この地域はワインに興味がある方なら聞いたことがあるであろうあのVega Sicilia があり、創設者のDon Eloy Lecanda y Chaves (エロイ・レカンダ・イ・チャベス)が国際品種(カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネフラン)をこの地域に植え始め、土着品種(テンプラニーリョ)とブレンドして作られることで有名になりました。

そして、このDOは他のDOよりも標高が高いことから夜はしっかりと冷え込みます。そのおかげで葡萄の酸がしっかりと残りバランスのいいワインが作られます。さらに面白いことにここのDOでは白葡萄(Albilo Major)
が作られますがDOの規定には白ワインはなくテンプラニーリョのブレンドとして使われます。
樹木も古いものが多く、中には100年を超える葡萄の木もあるんだとか。そんなところからできる葡萄で作ったワインは格別なこと間違いなし😳
スペインにいった際は是非Ribera del Dueroにいきたいですね!!


Ribera del Duero


そんなこんなしているうちに残す時間も30分となり試飲の時間になりました。(なんだかんだいってこの時間が私の1番の楽しみ 笑)

今回試飲したのは以下のワインになります↓

Week 3 wines 

右から
1. 2021 Pardevalles Albarin
DO Leon

-フローラル、シトラス
-酸味(ミディアム)
-塩っぽいニュアンス

2. 2021 Vina Major Verdejo
DO Rueda

-フローラル、シトラス、りんご
-青っぽい、ローリエ
-酸味は中で、ボディーは重め

3. 2019 Abad Dom Bueno Cimabella Mencia
DO Bierzo

-黒系果実(ブラックプラム、ブルーベリー、ブラックチェリー)
-ダークチョコレート
-高アルコール、タンニン低め

4. 2018 Telmo Rodriguez Gago
DO Toro (Ribera del Duero や Rioja よりボディーは重め)

-黒系果実(ブラックプラム、ブルーベリー)
-高アルコール
-第2、第3アロマ多め(樽、ボトル熟成から)

5.2020 Monteabellon 5 Meses en Barrica Tempranillo
DO Ribera del Duero
-黒系果実
-アメリカンとフレンチ樽使用
-高タンニン、フルボディー
-お肉料理との相性は間違いなし

6. 2017 Pradorey Finca la Mina Reserva
DO Ribera del Duero
-第3アロマ多め (ボトル熟成からくる香り、ex, 皮、土っぽさ、マッシュルーム)
-強めなタンニン
-14ヶ月のフレンチ樽熟成、単一畑、野生酵母

Week 3 wines 

今週の私のお気に入りワインは2021 Vina Major Verdejoでした。Verdejoの葡萄品種は比較的ボディー、テクスチャーともにしっかりとしていてシャルドネに近い印象がありました。ローリエの香りが特徴的で樽熟成や樽発酵にも適している品種だそうです。2021 Vina Major Verdejoはそこまで樽感が強くなかったもののシャルキュトリーボードやクリーム煮などの料理にも合うと思います。

いかがでしたでしょうか?Castilla y León自治州のワインは歴史やその時代の人々と深い繋がりがあり改めてその凄さが見えました。ワインをここまで好きになっていなかったら絶対に見えなかった世界なのでほんとにワインへのありがたさ、そして毎日幸せな気持ちです😌

さてなんだかんだでもう4周目に突入です。次回はCatalunya自治州になります。スパークリングワインといったらみなさん一度は飲んだことがあるであろうCava(カヴァ)が最初に作られたDOがある地域です。その辺りも少し解説しながらのブログにしようと思っているので楽しみにしていてください!!

いいね、コメントいつでも待ってます😊
みなさんのワインと日常に乾杯🥂

Tina

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