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Spanish Wine Scholarって何??

こんにちは。tinaです。みなさん日本は新しい始まりでもありますが、楽しく過ごしていますか??
私ごとではあるのですが、この春無事にSpanish Wine Scholar (以下: SWS)
の資格にHighest Honourで合格することができました!!

前回のブログでも書いた通り勉強の過程やクラスで試飲したワインの紹介を詳しくやっていきたいと思っているのですが、まずは皆さんにその資格はどういうものなのかを知った上で読んでもらいたく、今回のブログは資格紹介を書こうかなと思います。
スパニッシュワインを極めたいと思っている方がいましたら参考になると思うので是非最後まで読んでみてください!


なんの資格?

SWSはWine Scholar Guild というワイン教育機関が提供しているプログラムです。
主にオールドワールドのフランス、イタリア、スペインのワインを勉強できます。私が今回取得したのはScholarでしたがその他にもEssential とMasterというプログラム各国があり自分が特化したい国のコースを受講ができます。
今現在1万人以上の合格者、150人の講師、130の提携校があります。

私はトロントに住んでいるのでここの提携校で受けたのですが日本ではCaplanで開講しているようです。フランス、イタリア、スペインすべての国がありますね。

資格以外にも定期的にStudy Abroadといってプロフェッショナルから愛好家までが参加できるワイン旅行なども開催されているようでブルゴーニュからリオハ、カンパニアなどたくさんありました。
(時間とお金があったらはじから参加したい🥹)

Wine Scholar Guild 

何を学べるの?WSETとの違いは?

さて少しどんなものか掴めましたか?
では今回私が取得したSWSでは何が学べるのか?というところになります。シンプルで簡潔にまとめると深掘りしたスパニッシュワインの全容です。その中には歴史、気候、土壌、品種、栽培方法、法律、醸造方法、などがあり週一のクラスで地域ごとに分けながら詳しく勉強していきます。

このコースを受けた上で個人的に思うWSETとの違いですが、
まずは学ぶ内容です。WSETLevel3では全世界のワインの地域を学びますが、その分1つの国に絞ることはないので1つの国ごとを全体的に学んだ印象でした。その一方でSWSではスペインにしか特化しないのである意味その国のワインの真髄までを学ぶことができます。この歴史人物がどう今のワインに関係しているのか、なぜこの品種がこの地域に育ちなぜ最適なのか、この土壌の特徴はどう気候や葡萄栽培に影響しているのかなどなど。
WSETでは歴史の部分は特に触れないので、その視点からワインを見るのは面白くすごくいい発見でした。

もう一つは全体の勉強量です。これは次の項目にも重なるところではあるのですが、WSETLevel 3 は選択問題と筆記の両方です。筆記の部分は大きなパートでもありテキストを覚えるだけではなくなぜ?を理解していないと書けないので内容を落とし込むところまでをじっくり時間をかけて勉強する必要がありました。一方のSWSは選択問題のみで選択の中のどれかが答えなのでそこまでじっくりやらずもテキストを理解していれば答えがわかるなと感じました。
私はまとめて勉強するより毎日コツコツやる派なので、SWSは毎日1時間から2時間程度の勉強時間を2ヶ月半ほど確保するようにしました。

Spanish Wine Seminar 

試験内容

少し触れましたが、SWSは選択問題のみです。100問制限時間は60分です。少ないのかなと感じるかもしれませんが、問題によっては20秒もあれば分かるような基礎的な問題もあるので私は45分程度で見直しまで終わりました。
Highest Honourを狙っていたのですが手応えはまあまああり、終わった後はスッキリした気持ちで試験会場を後にできました。

SWSの感想

コース後の感想としては、先ほども触れましたがスペインの歴史とワインの関連性を学べたのは興味深かったです。ワインもすごく昔からいろんな目的で作られていて人間の進化と共に変化していることが面白かったです。
それからその国に集中して学べるので、コースを取った後は今まで以上にその国のワインについて知識が身につく感じがしました。これからはこの知識を大いに発信して活かせる仕事もやっていきたいなと感じました。

資格で活かせること

ここまで説明をしてきましたが資格は取ったがいいがそれを実際どういったところに活かせるの?と疑問に思う方もいるかもしれません。私もその一人でした。
そもそも私はWine Scholar Guild のプログラムを受けたのもSWSが初めてです。なので資格を既に取得している友達に体験談を聞いたりし、1つの経験としてやってみようかなと思い今回応募しました。
その話を聞いたり自分でも考えたのですが、やはりある国に集中しているので合格後はそのコースの講師になる方も多いそうです。ワインセミナーなどに登壇して講義しているという方もいました。ワイン業界の教育関係には多いに役立つと思います。

終わりに

最後まで読んでくださりありがとうございました😊
もしこのWine Scholar Guildのコースの受講を考えている方やスパニッシュワインを極めたいと考えている方いましたら少しでも役にたつ情報を発信できていればいいなと思います。
次回のブログからはトロントで通った計8回のクラスの様子を写真と共のブログにしていきたいと思っているので楽しみにしていてください!

ではその時までワインとの暮らしにCheers🥂

Tina


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