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高校の合唱祭

三男(高校生)の
合唱祭を観に行ってきた。

近隣の
大きくて立派なホールを貸し切っての
盛大な合唱祭。

高校生が3学年全員揃って
そこに教職員&保護者も加わって
とてもにぎやかで楽しかった。


初々しい1年生の発表から始まり、
2年…3年…と
徐々に歌声の響きも増していく。

ステージで歌う生徒たちは
もう
マスクをせずに
堂々と歌っていた。

よかったね…

ちょっと前まで
みんな
「飛沫!!!」
って言われて
マスク無しで大きな声なんか
出せなかったのに。

すっかり
のびのびと歌える生活に戻って
当たり前のように
ステージで発表している。

ほんと、よかったね…


我が子のクラスは
なかなかに難しい曲にチャレンジしていて、
未消化な部分もあったようだけれど
よく頑張っていた。

来年はもっと簡単な曲にするわ!
という感想が出ているとのこと。
うん、
いいんじゃない?
評価なんか気にせず
楽しくのびのびと
みんなで歌ったらいいよね。

こんなふうに
みんなで合唱が経験できるのは
高校生までだから、
思いっ切り楽しんでほしい。


さてそれで、
わたしも
おすそ分けで
ちょこっと
楽しませてもらってきた。

教員&保護者コーラス
に参加させてもらってきたのだ。


歌好きの校長先生中心に
先生たちが集まり、
そこに保護者有志も合流して、
軽くちょっと練習し
みんなでステージに上がっちゃう。

ギター弾ける先生が
カッコよくギターの伴奏してくれたりして、
練習少ないわりに
なかなかの仕上がり。


生徒たちは
自分たちの発表が終わって
緊張がとけてほっとしたところへ
先生たちがステージに出てくるもんだから
大喜び!

そうよね。
立場が逆転して
先生たちが
自分たちに向けて発表してくれるなんて
めちゃくちゃ嬉しいよね。


曲は
『僕のこと』
Mrs.GREEN APPLE

合唱バージョンになっていて
各パートがかけあうようなアレンジで
ちょっとしか練習しないわたしたちには
難易度高め…

だが、
合唱担当の先生が
ぜひともこの曲を
生徒たちに届けたい
と言って選んでくれたので、
みんな
その思いに賛同し
頑張って
(ちょっとだけだけど)
練習した。


途中
静かに語りかけるような
パートがある。

高3の担任の先生が
一歩前へ出て
生徒たちに向けて
歌う。

僕らは知っている 奇跡は死んでいる
努力も孤独も報われないことがある
だけどねそれでもね
今日まで歩いてきた日々を人は呼ぶ
それがね軌跡だと

『僕のこと』歌詞より引用


あぁもう…
ステージ上で
わたしは泣いちゃうとこだった。

たくさんの生徒を見てきて、
努力も孤独も報われない子もいるのを
近くで見てきた先生たちが、
それでも
みんなに
このかけがえのない高校生活を大事にしてほしいと
そんなふうに語りかけているような…


この曲は、
子どもたちへ贈りたい
と大人たちに感じさせる内容なのだなと思う。

娘の小6の運動会でも
先生がこの曲を選んでくれて
素晴らしい振り付けをしてくれて
子どもたちみんな一生懸命踊っていた。
あのときも
わたし
胸がいっぱいになって
泣きそうだったな…


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