見出し画像

【ゆる書評】命綱なしで飛べ

ハーバードビジネススクールの教授が書いた、組織論と個人の行動論。
要約しても意味がないと思うので、ここがいいなと思ったことのみ。
全体の半分くらいを占める、組織論のところはあまり響かなかった。
個人の行動論に関しては、エピソード含め勉強になることが多かった。

すぐできるネクストアクション
①いつもなら恥ずかしいと思うことをやってみる。初対面の人に自分から話しかける、会議で1番に手を挙げるなど
②後悔を最小化するために、できたかもしれないけど見送って残念に思った経験とその時の感情をメタ認知しておく
③いまの状態と正反対のことをする
④小さな違いが大きな差を生むことを忘れない

上から順に、少し詳細を。

・自分にとって望ましくないと思えることを無難にこなす状態から、恰好悪くても望ましいことをする。それが成長へつながる。
上記のエピソードとして、NBAのモーリス・チークスのエピソードがおもしろかった。自分はこれを知れただけで買ってよかったと思えた。
NBA試合前の国歌斉唱に抜擢された、13歳のナタリー。彼女が極度の緊張で、歌の途中で止まってしまう。会場も気まずい雰囲気の中、モーリスが取った行動で彼女は再び歌い出し、会場は一体となる。
今ではまったく聞かなくなった「立派な人」という言葉が似合うと思った。


・しなかった後悔を思い出すことで、これからの選択を前進モードに変える。後悔を最小にする選択ができるために、過去の後悔を認識しておく
①例えば、振り返ると仕事やプライベートで大きく変化できそうだったが、選択しなかった事はあるか。
②どのような感情や恐れがその選択を妨げたか。例えば新しいことに挑戦して、批判されるのが怖かった。近しい人に恰好悪いとこを見せたくなかった。など

・停滞しないために、今と反対のことをする
土日に休んでいるなら、働いてみる。土日に働いてるなら、遊んでみる。
いつも同じメンバーと遊んでいるなら、他の人と出かけてみる。

違いはすべて、小さなことから生まれることを、いつも忘れないことが大事。成功したい、結果を残したい人は大きなイメージに囚われて何もできない状態に陥りがちだ。友だちになれた人は、どちらかが声をかけたから、ただそれだけ。目の前のできることをやろう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?