プレイリストの再考
テレビにはあらかじめタイムテーブルがあって、どっかの誰かが決めた流れで番組が進行する。
昔は、(今はどこで売っているかはしらないが)CDを買うと音楽が順番に収録されていて、普通に再生すると毎回同じ曲順で再生されていた。
一方、現在。Youtubeだったり、SNSは、いいねや、視聴履歴を元に、新たなものが次々と関連コンテンツとして提示される。
途中、これじゃないと思ったら、次に切り替える。
もちろんテレビでも、チャンネルは切り替えられるし、録画だったら番組もスキップできる。
SNSが中毒になりやすいのは、「報酬に基づく設計」「変間隔スケジュール」などゲームやギャンブル的な要素を持っていて、そのユーザーの注意を引きつけ、維持するための戦略が巧妙に仕組まれているからである。
ユーザーが何を好むか、どのように反応するかをアルゴリズムが学習し、そのデータを基にしてさらに魅力的なコンテンツを推薦する。これにより、ユーザーは自分が自由に選んでいると感じるが、実際にはその選択が操られている側面がある。
我々のように少し古い世代の感覚からすると、かつて合法で販売されていた危険薬物のように、それって情報の覚醒剤なんじゃね?と思うわけだが、実際にそれが規制されたり、対応策が導入されるまでには、もう少し時間を要するだろう。
話を本題にすすめる。
プレイリスト
皆様は、音楽を聴く時、曲をどのように再生しているだろうか?
アルバム毎?ジャンル別?1曲リピート?ランダム?
以前、この本を読んで、曲の進行というものについて考えさせられた。
※というものの、以下の話は、この本の内容とは関係ありません。
別に音楽じゃなくても、服装でも、食べ物でも良いが、生活において我々はいくつかの、組み合わせを、定型の流れのように選択する事ができる。
朝起きて、歯ブラシをして、テレビを見るでもよいし、その逆でもよいだろう。
ただ、多くの人が、やりやすい流れがあり、それぞれちょっとした理由もあって毎日同じ流れで、日々のルーティンを行っていると思う。
日々のルーティンというのは、安定性を高める上で重要だと思う。その反対に、いつもと順番が違ったり、イレギュラーな予定が入ったりすると、思わぬミスをする事もある。
その点において、私の場合、やや保守的なストーリーでルーティンをこなしがちだが、一方で、時にはそれを崩す事も重要だと思っている。
おそらく、アスリートのように、目標に向け極限まで突き詰めていくなら、ルーティンは崩さず、日々の繰り返しの中で、最適化を図っていった方が、よいと思っている。しかし、自分はそうではないし、むしろ急に別の環境に行っても、スッとその環境に適応できる事も、ある程度重要だと考えている。
プレイリストの再考
私の場合、音楽のプレイリストに関しては、定期的に作るプレイリストを年一ぐらいで作成。あとは、たまにふとした時に作ってみるぐらいである。
今聴きたい曲をベースに、テーマや進行を考慮した組み合わせで並べている。プレイリストの数は多くないが、振り返ればその時々にはなんからの感情だったり、記憶が存在する。
プレイリストを作る上で、ひとつ重要だと思うのは、決めたストーリーの中でスキップなしで聴けるという目標である。もちろん途中でプレイリストを変更するの事もあると思う。
しかし、自分が作った流れがうまくフィットするのであれば、ひたすらなにかの分類器のように、目の前の何かをスワイプするではなく、その流れに委ねるという時間があってもよいのではないだろうか。
改めて、日々のルーティンについて考えてみる
時々なにか新しい事も初めてみたいとは思っているが、なかなか次のステップに踏み出せてない事は多々ある。
そこで考えたいのが、プレイリストの基本的な考え方である。
・テーマと目的を決める
・流れを意識する
・多様性を持たせる
・テンポを意識する
・周りの意見を聞く
・最新のトレンドをチェックする
幸せザッピング
ネットでさがして、今回のテーマにすこし近いそうな、話題で面白い言葉をみつけた。「幸せザッピングをやめる」
ザッピングというのはみてるテレビ番組の途中で、チャンネルを変えるあれですね。
いろんな情報が一瞬で拡散する時代になって、みんな、美味しいところだけつまんでみたい病みたいになって、情報はいろいろあるのに、結局みんな同じ事をしている。それって、みんなが思う幸せであって、本当に自分の幸せなんですかねって思うわけですよ。
SNSにしても、次々にためになる新しい情報が届くなら良いですが、あーそれ結構前に見たやつと同じパターンねとなってきて、食傷気味、情報がどんどん増えてるけど、増えた情報は大体フェイクで、なにが本当かわからない。
ということで、急に主題にもどるのですが、
たまには新しいプレイリストを作って、しらばくそれを使ってみるというのはいかがでしょうか?
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