見出し画像

つぶ貝流チャートの読み方

こんにちは!個人投資家で不動産仲介の副業をやっております、つぶ貝です!
今回は、私が短期トレードで用いている「チャートの読み方」についてお話しさせていただきます。
今回の内容は株式投資初心者の方向けの内容になっておりますが、改めて基礎を確認されたい方にも読んでいただきたい内容になっております!

株式投資の分析手法

株式投資の分析手法には、大きく分けて2つの手法があります。
1つ目は、会社の業績や将来性、財務状況を調べて今後の見通しを考える「ファンダメンタルズ分析」、2つ目は、チャートや板の状況を見て買いや売りのタイミングを判断する「テクニカル分析」です。

今回は2つ目のテクニカル分析の中でも、チャートの読み方について、お話しさせていただきます。
チャートの読み方を学べば、トレード時の買い時や売り時の判断に役立つので、ぜひ最後まで読んでみてください!

チャートの読み方

チャートを読む時意識している点は、以下の3つです。
①買い優勢か、売り優勢か
②トレンド転換のシグナルが出ているか
③上値で掴んでいる人がどのくらい居るか

いずれもチャートの読み方の基礎的な内容ですので、抑えておいて損は無いと思います!
それでは順に見ていきましょう!

買い優勢か、売り優勢か

最初にして、1番重要な要素が「どちらの勢いがあるか」という点です。これは同じ銘柄で、同じ日でもどちらのトレンドにも転じる可能性があります。

上記はとある銘柄の1分足です。こちらは午前中はこのような買い優勢のチャートを形成していましたが、前場の終わり頃から後場にかけては下のように売り優勢のチャートを形成しました。

このように、同じ銘柄で同じ日に購入しても、そのタイミングによっては大きく利益を上げることも、逆に大きな損失を生むことも有り得るのです。

トレンドに乗れ!

ではどのようにしたら利益を上げやすいでしょうか。相場の格言に「頭と尻尾はくれてやれ」というものがあります。
これは、欲を出して株価の底値から天井を目指すトレードを戒める格言です。

確かに、底値で買って天井で売れば、最大の利益を得ることができます。しかしこれを実行するには、余程の資金量を持ってその銘柄を支配するか、神憑り的な相場の読みができない限りはまず無理です。

画像3

上記図では、白いエリアで購入し、赤いエリアで売ることで最大の利益を上げることができますが、実際のトレードにおいて、白いエリアが底値だと判断できるでしょうか?
また、赤いエリアで上げ止まると判断できるでしょうか?

多くのトレーダーの課題は、自身の欲望にいかに打ち勝つかというものだと思います。その課題を解決するためには、過去のチャートパターンから、比較的勝率の高いパターンを学び、それを粛々と実行することだと思います。
では実際のエントリータイミングはいつが適正でしょうか?

エントリータイミング:トレンド転換のシグナルを探せ!

では実際のエントリータイミングに関する考え方をお話しさせていただきます。
私は、トレンド転換のシグナル+反発を目印にしています。

画像4

私の場合は、トレンドに反発する長めのヒゲ(上記であれば下ヒゲ)が出て、その後の反発(上記なら陽線)が出た次のタイミングでエントリーします。
ヒゲだけですと、その後も上げ下げを繰り返すことが多いですが、その後の反発ラインが出ると、そこから新たなトレンドを形成しやすい傾向にあります。そこからは流れに身を任せ、上がり続けているうちは静観しております。

次に売りのタイミングですが、考え方は同じです。上昇している中で、長い上ヒゲを形成し始めたら要注意です。
長い上ヒゲはそれだけ売り圧力が強まっている証拠なので、ここでしっかりと利確します。

画像5

先程の格言通り、頭と尻尾はくれてやれば良いのです。極論、1,000円でも利確できれば勝ちは勝ちです。
欲張って利確できず、結局マイナスに転じてしまうよりもよっぽどマシです。もし実際にこの通りトレードできていたとしたら、最小単元で購入していたとしても、2万円ほどの利益が上げられています!

エントリー時の注意点:上値で掴んでいる人がどの程度いるのか

最後に考えたいことは、エントリーする銘柄を既に持っている人たちの構成です。もちろんそれらを全て把握することは不可能ですが、その日の内のトレードや、直近数日間でどのラインで買っている人が多いかは、チャートから読み解くことができます。

画像6

例えば、あなたが白いエリアでエントリーした時は、赤いエリアで買った人たちのことを考えましょう。この人たちは、買った時点から最大2万円の含み損を抱えています。
この人たちが株価上昇を妨げる「シコリ玉」の状態となります。赤いエリアで買った人たちは、当然損をしたくないので、自分の買った値段近くまで戻ることを待っています。

対してあなたはこれから値段が上がったら、利益を確定したいと思っているはずです。そうなると、株価が上がるにつれて、みんながみんな株を売りたい体制に入ってしまい、買い手不足に陥ります。
そうなると株価は思うように伸びず、結果、ちょっとした売りが売りを呼び、株価が一気に下がってしまうのです。

もしあなたが株価上昇時に売り切れず、そのまま株価が20,300円を下回ってしまったら、今度はあなた自身もシコリ玉になってしまいます。こうなってくると負の連鎖で、株価はどんどん上がりにくくなっていってしまうのです。​

シコリ玉を解決するには出来高が重要

前述のようにシコリ玉が増えてしまっている銘柄は、なかなか株価が上がりません。その株価が再度上げに転じるには、「出来高」が重要です。

画像7

出来高が比較的安定して多い朝方は、トレンドの勢いが強く、多少下げてもその後力強い上昇を見せています。
対して、徐々に出来高が減ってくると、トレンド転換のエネルギーが足りず、ダラダラと下げてしまうことも…

画像8

重要なことは、出来高が安定して多いことです。出来高が多い内は、ナンピンなどを駆使して利益を上げやすいので、よくデイトレーダーのゴールデンタイムは朝の9時〜10時と言われるのはこのためです。
皆様も短期トレードでエントリーされる際は、ぜひこの時間帯を狙ってみてはいかがでしょうか?

終わりに

いかがでしたでしょうか。今回は、テクニカル分析の中でも「チャートの読み方」にフォーカスしてお話しさせていただきました。

テクニカル分析は何も短期トレードだけでなく、中長期にも有効な手法です。ファンダメンタルズ分析で投資先銘柄を決定した後も、エントリーのタイミングを図るにはある程度テクニカル分析を用いることが重要です。
中には、中長期で投資するから買うタイミングなど気にしないという方もいらっしゃいます。銘柄によってはそれでも良いかもしれませんが、1日の出来高が多い銘柄では、そうも言っていられません。

今回事例として取り上げた銘柄は、1日で1,000円近く株価が上下します。これを適当なタイミングで買ってしまったら、最悪の場合、スタート時点で-10万円でスタートしなくてはなりません。
いくら中長期で考えていると言っても、-10万円も含み損を抱えてしまったら精神的に応えますよね…。私もよくそういった失敗はします(笑)

ぜひ今回の記事を読んでいただいた皆様には、そのような失敗を可能な限り減らしていただければ幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?